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スマホとパソコンで日本語を入力する方法

日本語を入力するには、何千ものキーがある特別なキーボードが必要だと思っている学習者は少なくありません。実際には、スマートフォンにもパソコンにも日本語入力の機能が最初から入っています。音を入力すると、ひらがな・カタカナ・漢字の候補が表示され、その中から選ぶだけです。設定は数分で終わり、日本語の上達にも大きく役立ちます。この記事は、日本語を学ぶ方はもちろん、外国人の友人や同僚に日本語入力の方法を教えたい方にも役立つ内容です。

日本語入力のしくみ

日本語はIME(インプットメソッドエディタ)と呼ばれるソフトで入力します。普通のキーボードでローマ字を打つと、IMEがかなに変換してくれます。「ka」と打てば「か」、「sushi」と打てば「すし」。スペースキーを押すと「寿司」「スシ」などの変換候補が表示され、Enterキーで確定します。

つまり、漢字を手で書けなくても入力はできます。ただし読みを知っていること、候補の中から正しい漢字を見分けられることが必要です。これは学習者にとって、とてもよい読む練習になります。

設定のしかた

メニューの名前はバージョンによって変わるので、目安としてご覧ください。表示が違う場合は、各端末のヘルプページを確認しましょう。

  • Windows:設定から言語の設定を開き、日本語を追加して、Microsoft IMEのキーボードが含まれていることを確認します。英語と日本語の切り替えは、タスクバーまたはキーボードショートカットで行います。
  • Mac:システム設定からキーボードの設定を開き、入力ソースを編集して「日本語(ローマ字入力)」を追加します。切り替えは入力メニューまたはショートカットで。
  • iPhone・iPad:設定のキーボードの項目から日本語キーボードを追加します。QWERTY配列で打つなら「ローマ字入力」、下で紹介するフリック入力なら「かな入力」を選びます。
  • Android:Gboardなど多くのキーボードアプリで、設定から日本語を追加できます。QWERTY配列か12キー配列を選べます。

学習者が戸惑うローマ字入力のルール

入力したい文字打ち方ポイント
んnn子音の前なら「n」ひとつで入力できますが、母音や「y」の前では次の音とくっつきます。「kinyou」は「きにょう」になるので、「きんよう」は「kinnyou」と打ちます。「nn」なら確実です。
をwo発音は「お」でも、入力は「wo」です。
助詞の「は」ha発音は「わ」でも、書くとおりに「ha」と打ちます。「こんにちは」の最後も「ha」です。
小さい「っ」子音を重ねる「kitte」で「きって」。単独で入力するときは「xtu」または「ltu」。
小さい「ゃ・ゅ・ょ」kya、shu、cho単独で入力するときは「xya」または「lya」。
長音「ー」マイナスキーカタカナ語に。「ko-hi-」で「コーヒー」。
ぢ・づdi、du使う機会は少ないものの、「つづく(tuduku)」などで必要です。

入力は発音ではなく、かなの表記どおりに行います。そのため、言葉の正しい書き方を本当に覚えているかを確かめるテストにもなり、読み書きの力が伸びるのです。

正しい漢字を選ぶコツ

同じ読みの言葉はたくさんあります。「kaeru」と打つと、「帰る」「変える」「蛙」などが表示されます。

  • 単語ではなく、フレーズで入力する。IMEは文脈を判断するので、「ieni kaeru」と打てば「家に帰る」になりやすくなります。
  • スペースキーを何度か押して候補を確認する。多くのIMEでは、候補ごとに短い説明が表示されます。
  • 矢印キーで区切りを変える。IMEが言葉の区切りを間違えたときに使います。
  • 迷ったらひらがなのままにする。日常語にはふだんからかなで書く言葉も多く、間違った漢字よりもひらがなのほうが伝わります。

スマートフォンのフリック入力

日本では、スマートフォンでは12キーのフリック入力を使う人が大半です。ひとつのキーに五十音表の一行が入っていて、「か」をタップすれば「か」、左・上・右・下にはらえば「き」「く」「け」「こ」になります。最初の1、2日はもどかしく感じますが、慣れると小さな画面ではローマ字入力よりずっと速くなります。五十音表も自然と頭に入るので、ひらがなが読めるようになった学習者にはぜひおすすめしたい方法です。まだの方は、ひらがな・カタカナを覚える方法から始めましょう。

覚えておきたいショートカット

  • カタカナに変換:Windowsでは入力後にF7キーで全角カタカナになります。Macでは多くのアプリでControl+Kが同じ働きをします。
  • ローマ字に戻す:WindowsではF10キーで、打ったアルファベットに戻せます。入力モードの切り替えを忘れたときに便利です。
  • ユーザー辞書:どちらのシステムでも、名前やよく使うフレーズを登録できます。会社名や、カタカナで書く自分の名前を登録しておくと便利です。

毎日使ってみよう

スマートフォンのキーボードを日本語に切り替えて、毎日ちょっとしたことに使ってみましょう。買い物リスト、検索、語学パートナーや講師へのメッセージなど。レッスンの合間に短いメッセージを書くことは、新しい言葉を定着させるいちばん手軽な方法のひとつです。間違えた部分は、講師が直してくれます。