日本語レッスンと語学アプリ、それぞれの得意分野
語学アプリは日本語学習の入り口として最適で、毎日アプリで勉強している学習者もたくさんいます。ただ、多くの人がいずれ「単語はわかるのに、会話ができない」と気づきます。日本語を学ぶ外国人にとってアプリが得意なこと、アプリでは補えないこと、そしてレッスンがどう役立つのかをご紹介します。
アプリが得意なこと
- 学習習慣づくり。連続記録や短時間の学習のおかげで、毎日少しずつ続けやすくなります。週に一度まとめて長時間勉強するより、毎日続けるほうが大切です。
- かなと語彙の習得。Ankiのような間隔反復型の単語カードアプリは、ひらがな・カタカナ・漢字や単語を覚えるのにとても効果的です。
- 費用と手軽さ。無料や低価格のものが多く、どこでも使えます。
アプリの限界
- 話す力。フレーズを聞いてわかることと、実際の会話でそれを口にすることは別のスキルです。アプリでは、後者を練習する機会がほとんどありません。
- フィードバック。アプリは答えが間違っていることは教えてくれますが、なぜ間違っているのかまではほとんど教えてくれません。発音や丁寧さのレベルがずれていても気づいてくれません。
- 一人ひとりの目標。日本語能力試験(JLPT)の対策でも、旅行の準備でも、日本語での就職面接の準備でも、全員が同じコースを進みます。
- 自然な日本語。アプリでは教科書どおりの文が多く、実際の会話では硬く聞こえることがあります。また、くだけた言葉と丁寧な言葉の使い分けについての説明もほとんどありません。
講師がいることで得られるもの
- 最初のレッスンから会話練習。レベルに合わせて話すので、話すことへの不安がなくなっていきます。
- その場での訂正。文法、発音、丁寧さについて、話しながら直してもらえます。
- 一人ひとりに合わせた学習プラン。JLPTの受験日、日本への引っ越し、商談、あるいは字幕なしでアニメを楽しみたいなど、目標に合わせて組み立てます。
- 続ける力。予約したレッスンは、アプリの通知よりもサボりにくいものです。
いちばんの方法は「両方使う」こと
最も早く上達する学習者は、毎日の復習にはアプリを、会話とフィードバックにはレッスンを使っています。1日10分の単語カードで語彙を増やし続け、週に1〜2回のレッスンでその語彙を実際に使える日本語に変えていくのです。