JLPT当日の持ち物と時間の使い方
何か月も勉強してきても、JLPT(日本語能力試験)の本番はたった一日、数時間です。落ち着いて準備万端で当日を迎えられれば、身につけた力をそのまま発揮できます。この記事では、持ち物、当日の流れ、各科目の時間の使い方をご紹介します。受験する方はもちろん、受験する友人・同僚・ご家族をサポートする方にも役立つ内容です。
まずは自分の受験案内を確認
JLPTは多くの国と地域で実施されており、細かい運営は各地の実施機関が行っています。申し込み方法、試験日、開始時刻、持ち込めるもの、本人確認のルールなどは、国や地域によって異なり、回によって変わることもあります。この記事は一般的なアドバイスとしてお読みいただき、試験の前には必ずJLPT公式サイトと、受験地の実施機関からの案内をよく読んでください。この記事の内容と異なる点があれば、公式の案内に従いましょう。
持ち物
以下を基本のチェックリストとして使い、受験地の案内にある持ち物と照らし合わせてください。
- 受験票。案内のとおりに準備しておきましょう。写真の貼り付けが必要な受験地もあります。
- 写真付きの身分証明書。受験地で求められている場合に持参します。
- 鉛筆と消しゴム。解答はマークシートに記入するので、案内で指定された種類の鉛筆を数本と、よく消える消しゴムを用意しましょう。
- 時計。持ち込みが認められている場合に。スマートウォッチや音の鳴る時計は使えないことが多いので、事前に確認しておきましょう。
- 飲み物と軽食。会場内での飲食が認められている場合、休憩時間用に。
- 羽織るもの。試験室は暑かったり寒かったりすることがあり、何時間も同じ場所に座ることになります。
携帯電話などの電子機器は、試験中は電源を切ってしまっておくのが一般的です。試験官の指示には必ず従いましょう。ルールに違反すると、採点されないことがあります。
前日と当日の朝
- 会場までの道順と開始時刻を確認する。試験会場は大学や大きな建物であることが多く、迷いやすいものです。早めに着くように計画しましょう。
- 前の晩に荷物を準備する。まずは受験票から入れましょう。
- 詰め込みはしない。ノートを軽く見直す程度なら構いませんが、前日に新しい文法を覚えようとしても効果は薄く、かえって不安が増えがちです。
- よく寝て、きちんと食べる。試験は午前または午後のほとんどを使い、いちばん疲れている最後の時間に聴解があります。
- 時間に遅れない。科目が始まったあとは入室できないことがあり、特に聴解は厳しく扱われます。
時間の使い方
科目ごとに制限時間があり、終わった科目にあとから戻ることはできません。知識と同じくらい、時間の使い方が大切です。
| 科目 | ポイント |
|---|---|
| 文字・語彙・文法 | テンポよく解きましょう。わからないことばがあっても、いちばん近いと思う答えを選び、印をつけて次へ。読解のために時間を残します。 |
| 読解 | 本文より先に設問を読み、何を探せばいいかを把握しましょう。ひとつの文章に時間をかけすぎないこと。最後のほうの長い文章も、短い文章と同じくらい大切です。 |
| 聴解 | 音声は一度しか流れず、試験はどんどん進みます。すぐに答えを選び、前の問題のことは考えずに次の問題に集中しましょう。 |
N4とN5では、言語知識と読解がまとめて採点されますが、試験時間は複数に分かれていることがあります。自分のレベルの構成を公式サイトで確認し、同じ時間配分で練習しておきましょう。
点数を守る小さな習慣
- すべての問題に答える。空欄のままでは正解になりません。時間が足りなくなったら、いちばん近いと思う答えをマークしましょう。
- 解答用紙を確認する。特に問題を飛ばしたあとは、答えが正しい問題番号の欄に記入されているか確かめましょう。
- 問題用紙を活用する。聴解では、案内で認められている範囲で、問題用紙に簡単なメモを取りましょう。
- 休憩時間に気持ちを切り替える。ほかの受験者と答え合わせはしないこと。水分をとり、体を伸ばして、次の科目のことだけを考えましょう。
本番の練習は数週間前から
当日のためのいちばんの準備は、実は数週間前から始まっています。本番と同じ制限時間で、鉛筆と紙を使って模擬試験を通して解き、聴解も止めずに聞く練習をしておきましょう。講師と一緒なら、模擬試験をいつ解くかの計画を立てたり、間違えたところを一緒に見直したり、時間がかかりすぎる科目を重点的に練習したりできます。私たちのJLPTレッスンでは、こうした試験対策と会話練習を組み合わせて、自信を持って本番を迎えられるようサポートしています。