日本に引っ越したら:最初の1か月のチェックリスト
日本での最初の1か月は、手続きの連続です。そしてその多くは日本語で行われます。ここでは、来日後によくある手続きを順番に整理し、書類や窓口で目にする言葉もあわせて紹介します。日本語を学んでいる方はもちろん、来日したばかりの同僚やご家族、友人をサポートする方にも役立つ内容です。
はじめに:必要な手続きは人によって違います
必要な手続きは、在留資格や滞在期間、勤務先の有無、住んでいる市区町村によって異なります。また、制度は変わることがあります。この記事は一般的な目安としてお読みいただき、詳しくはお住まいの市区町村の窓口で、在留カードや在留資格に関することは出入国在留管理庁で必ずご確認ください。
最初の1か月のチェックリスト
- 在留カード:中長期在留者の場合、主要な空港から入国するとその場で交付されるのが一般的です。それ以外の空港などから入国した場合は、住所の届出をしたあとに郵送されるのが通常です。常に持ち歩きましょう。
- 住所の届出(転入届):住む場所が決まったら、14日以内に市区町村の窓口で届け出る必要があります。在留カードとパスポートを持参します。届出をすると、在留カードの裏面に住所が記載されます。
- 健康保険:勤務先の健康保険(社会保険)に加入する場合は、通常は会社が手続きをします。そうでない場合は、市区町村で国民健康保険に加入するのが一般的で、転入届と同じ日に手続きできることも多いです。
- 年金(該当する場合):20歳から59歳までの方は、原則として勤務先の年金か国民年金のどちらかに加入します。自分が対象になるかどうか、どう手続きするかは窓口で確認しましょう。
- マイナンバー:住所を届け出ると、12桁の個人番号が記載された通知がその住所に届きます。勤務先や銀行で番号を求められることがあり、希望すればマイナンバーカードを申請することもできます。番号はむやみに人に教えないようにしましょう。
- 銀行口座:住所が記載された在留カードに加え、日本の電話番号を求められることもよくあります。条件は銀行によって異なり、来日して間もない人には追加の条件を設けている銀行もあるので、事前に確認しておくと安心です。印鑑を求める銀行もありますが、サインで手続きできるところも増えています。
- 携帯電話:契約には通常、在留カードと支払い方法が必要です。銀行は電話番号を、携帯会社は銀行口座やカードを求めることが多いので、その間をつなぐ手段としてプリペイドやデータ専用のプランが役立つこともあります。
窓口でよく見る言葉
| 日本語 | 読み方 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| 市役所・区役所 | shiyakusho, kuyakusho | 手続きをする役所。英語では city office / ward office |
| 窓口 | madoguchi | 受付のカウンター |
| 番号札 | bangō fuda | 順番待ちのための番号が書かれた札 |
| 住所 | jūsho | 住んでいる場所 |
| 氏名 | shimei | 書類に書くフルネーム |
| 生年月日 | seinengappi | 生まれた年月日 |
| 住民票 | jūminhyō | 住所を証明する書類。銀行や勤務先で求められることがあります。 |
窓口で使えるフレーズ
| 日本語 | 読み方 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| 転入届を出したいです | tennyū todoke o dashitai desu | 住所の届出をしたいとき |
| 国民健康保険に入りたいです | kokumin kenkō hoken ni hairitai desu | 国民健康保険に加入したいとき |
| 住民票を一通お願いします | jūminhyō o ittsū onegai shimasu | 住民票を1通もらいたいとき |
| どの窓口ですか? | dono madoguchi desu ka? | どこに行けばいいかたずねるとき |
| ほかに何が必要ですか? | hoka ni nani ga hitsuyō desu ka? | 必要な書類などを確認するとき |
| 英語の書類はありますか? | eigo no shorui wa arimasu ka? | 英語版の書類があるかたずねるとき |
二度手間を防ぐコツ
- 書類は毎回ひととおり持っていく。在留カード、パスポート、賃貸契約書など住所がわかるもの、勤務先や学校からの書類をまとめて持参しましょう。
- 早めに、時間に余裕をもって。役所は混み合うことがあり、引っ越しの多い春はとくに混雑します。窓口は平日の日中に開いているのが一般的です。
- 多言語対応についてたずねる。大きな市では英語などの書類や案内、通訳を用意していることも多いですが、小さな町ではそうとは限りません。そんなとき、いくつかのフレーズを知っていると心強いです。
- 住民票は必要な枚数を確認してから。銀行や勤務先に何通必要かを先に聞いておくと、取り直す手間が省けます。
手続きの前に練習しておく
言葉を知っているだけで、役所での手続きはずっと気楽になります。ここで覚えた言葉は、銀行や不動産会社、勤務先でもくり返し出てきます。Hanabuddies のレッスンでは、講師と一緒にチェックリストを確認したり、窓口でのやりとりを練習したり、持ち帰った書類を読んだりすることもできます。