電車・移動で使う日本語:駅の表示、切符、道案内、マナー
日本の電車は清潔で時間にも正確ですが、大きな駅は初めての人にとって迷路のように感じられます。案内表示によく出てくることば、道をたずねるフレーズ、電車のマナーをいくつか知っておくだけで、移動はぐっと楽になります。日本を旅行する方や引っ越してきたばかりの方はもちろん、海外から来る友人や同僚を案内する方にも役立つ内容です。
駅で迷わないために
都市部の大きな駅では英語の表示も多くありますが、小さな駅や紙の時刻表には英語がないこともあり、車内や構内の放送も日本語が先に流れるのが一般的です。よく目にすることばを押さえておきましょう。
| 日本語 | 読み方 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| 改札 | kaisatsu | 切符やICカードを通す出入口 |
| 〜番線 | …bansen | 電車が発着するホームの番号 |
| 乗り換え | norikae | 別の路線や電車に乗り継ぐこと |
| 出口/入口 | deguchi / iriguchi | 駅の出口と入口 |
| 東口・西口・南口・北口 | higashi-guchi, nishi-guchi, minami-guchi, kita-guchi | 方角で区別された出口 |
| 各駅停車/普通 | kakueki teisha / futsū | すべての駅に止まる電車 |
| 快速・急行・特急 | kaisoku, kyūkō, tokkyū | 一部の駅を通過する速い電車 |
| 終電 | shūden | その日の最終電車 |
特に気をつけたいポイントが2つあります。ひとつは、速い電車は駅を通過すること。どの駅に止まるかは路線によって違うので、乗る前に目的地に止まるかを確認しましょう。もうひとつは、大きな駅には離れた出口がたくさんあること。待ち合わせをするときは、駅名だけでなく出口の名前まで決めておくと安心です。海外から来た人には、ここを最初に伝えてあげると喜ばれます。
ICカードと切符
いちばん手軽なのは、チャージして使うICカードです。改札の読み取り部分に入るときと出るときにタッチするだけで、運賃が自動で引かれます。地域ごとにさまざまなカードがあり、ほかの地域やコンビニで使えるものも多いのですが、使える範囲はカードや地域によって異なるので、遠出の前には確認しておきましょう。スマートフォンでICカードを使える機種もあります。残高を増やすときは、券売機の「チャージ」を選びます。
券売機で紙の切符を買うこともできます。券売機の上にある運賃表で行き先の金額を確かめ、その金額のボタンを選びます。多くの券売機には英語表示のボタンがあります。運賃が足りなかった場合も心配はいりません。改札を出る前に精算機で精算するか、駅員さんに声をかけましょう。
新幹線などの長距離列車では、通常は別に特急券などが必要で、列車によっては指定席と自由席を選べます。切符の種類や旅行者向けのパスの内容は変わることがあるので、鉄道会社の公式サイトで確認してください。
困ったときに使えるフレーズ
駅員さんは旅行者の対応に慣れているので、短い丁寧な質問で十分伝わります。まずは「すみません」と声をかけましょう。
| 日本語 | 読み方 | 意味・使い方 |
|---|---|---|
| 〜駅はどこですか? | …eki wa doko desu ka? | 駅の場所をたずねるとき |
| 〜に行きたいんですが。 | … ni ikitai n desu ga. | 行き方を教えてほしいとき |
| この電車は〜に止まりますか? | kono densha wa … ni tomarimasu ka? | 目的の駅に止まるか確認するとき |
| 何番線ですか? | nanbansen desu ka? | 乗り場をたずねるとき |
| どこで乗り換えますか? | doko de norikaemasu ka? | 乗り換え駅をたずねるとき |
| 〜まで、大人一枚お願いします。 | … made, otona ichimai onegai shimasu. | 窓口で切符を買うとき |
| 切符をなくしました。 | kippu o nakushimashita. | 切符をなくしたとき |
道をたずねると、「まっすぐ」「右」「左」「階段」といったことばがよく返ってきます。行き先の名前をスマートフォンで見せるのも効果的です。逆に、外国の方に道を聞かれたときは、ゆっくり短い文で話し、地図を指さしながら伝えるとわかりやすくなります。
タクシーに乗るとき
タクシーも基本を知っていれば簡単です。多くのタクシーは後部ドアが自動で開閉するので、自分で開け閉めせず運転手さんに任せます。海外では手で開けるのが当たり前の国が多いため、驚く人も少なくありません。行き先は「〜までお願いします」と伝え、住所や地図をスマートフォンで見せるとスムーズです。降りたい場所では「ここで大丈夫です」、領収書がほしいときは「領収書をお願いします」と言います。チップは必要ありません。カードやキャッシュレス決済が使える車両は多いものの、すべてではないので、不安なときは乗る前に「カードは使えますか?」と確認しましょう。
電車でのマナー
- ホームでは表示に沿って並び、降りる人が先、乗る人はその後です。
- 車内では静かに。携帯電話はマナーモードにし、通話は控えます。
- 混雑した車内ではリュックを下ろし、前に抱えるか網棚に置きます。
- 優先席は、お年寄り、妊娠中の方、体の不自由な方、小さな子ども連れの方などに譲ります。
- 飲食について。新幹線などの長距離列車で食事をするのはふつうですが、通勤電車などでは一般的に控えられています。
- 女性専用車は、一部の路線で決められた時間帯に設定されています。ホームの表示を確認しましょう。
旅行で使える日本語をもっと知りたい方は、初めての日本旅行で使えるフレーズの記事もご覧ください。
出発前に練習を
「何番線ですか?」「この電車は〜に止まりますか?」といった会話は短く、流れも決まっているので、事前の練習にぴったりです。Hanabuddies では、実際に行く予定の駅や場所を使いながら、切符を買う、駅員さんに助けを求める、タクシーで行き先を伝えるといった場面をネイティブ講師とロールプレイで練習できます。