日本旅行の前に日本語を学ぶ:必要なレベルと4週間のプラン
日本旅行を楽しむのに、流暢な日本語は必要ありません。大都市の案内表示には英語があり、電車もわかりやすく、旅行者に親切な人も多いからです。それでも、少し日本語ができると旅が変わります。英語のメニューがない小さなお店で注文したり、道に迷ったときに質問したり、ただのやりとりを心の通う会話に変えたりできます。この記事では、旅行前にどのくらいの日本語を覚えておくとよいか、そこまでたどり着くための4週間のプランを紹介します。日本を訪れる友人や家族に日本語を教えたい方にもおすすめです。
どのくらいの日本語が必要?
| レベル | できること | 準備にかかる時間 |
|---|---|---|
| 最低限 | あいさつ、お礼、おわび、「これをください」「いくらですか?」が言える | 数時間 |
| 安心レベル | 料理の注文、アレルギーの確認、切符の購入、道をたずねて簡単な答えを理解する | 毎日短く練習して約4週間 |
| 会話レベル | 宿の人、店員さん、出会った人と、出身や旅の予定について話せる | 数か月の定期的な学習 |
多くの旅行者にとってちょうどよいのは「安心レベル」です。1か月ほど短い練習を続けるだけで、旅行中の毎日がいちばん大きく変わります。
4週間のプラン
1週目:発音と最低限のフレーズ
まずは日本語の発音を知りましょう。母音は5つ、リズムは一定で、強く読む音節はありません。基本は発音ガイドで紹介しています。次に、毎日使う10個ほどのフレーズを覚えます。あいさつ、「すみません」(sumimasen、呼びかけ・おわび)、「ありがとうございます」(arigatō gozaimasu)、「これをください」(kore o kudasai)、「いくらですか?」(ikura desu ka?)などです。
2週目:食事と買い物
日本語がいちばん役に立つのはレストランです。席をお願いする、注文する、アレルギーを伝える、支払うといった表現を覚えましょう。フレーズは外食の記事とコンビニの日本語の記事で紹介しています。
3週目:移動
駅、ホーム、出口、左、右、まっすぐといった言葉と、場所のたずね方を覚えます。値段、時間、ホームの番号がわかるように、数字も練習しておきましょう。詳しくは電車と移動の日本語をご覧ください。
4週目:人と話す
名前、出身地、日本の好きなところなど、短い自己紹介を準備しておきましょう。旅行中はきっと聞かれますし、日本語で少し話すだけで印象が大きく変わります。方法は日本語の自己紹介の記事で紹介しています。旅館に泊まる方は、旅館と温泉のマナーも読んでおくと安心です。
文字は覚えるべき?
ひらがなとカタカナをすべて覚えるには、毎日練習して2週間ほどかかります。短い旅行なら必須ではありませんが、特にカタカナはとても役に立ちます。メニューや看板、多くの食べ物の名前は、「コーヒー」や「サンドイッチ」のように英語をカタカナで書いたものだからです。時間があれば、出発前に2週間でかなを覚えるプランに挑戦してみるのも楽しいでしょう。
人と練習したほうがいい理由
フレーズ集やアプリで、自分が言うことは覚えられます。旅行中に難しいのは、返ってくる言葉を理解することです。日本の店員さんは話すのが速く、「店内でお召し上がりですか?」のような、初心者向けのアプリにはあまり出てこない丁寧な決まり文句を使います。レストラン、駅、ホテルなどの場面をネイティブ講師とロールプレイで練習しておけば、ひとりで読むよりずっと実践的な準備ができます。出発前に3〜4回レッスンを受けるだけでも、はっきりと違いがわかるはずです。
旅行中のコツ
- 何かをお願いするときは「すみません」から始めましょう。丁寧に相手の注意をひけます。
- 間違いは気にしないこと。日本語で話そうとする気持ちはきっと喜ばれ、多くの人が助けてくれます。
- わからないときは「もう一度お願いします」(mō ichido onegai shimasu)や「ゆっくりお願いします」(yukkuri onegai shimasu)と言いましょう。
- 耳にした新しい言葉はメモしておきましょう。次の旅でいちばん役に立つ言葉になります。
はじめての日本旅行から帰って、本格的に日本語を学びたくなる人はたくさんいます。そんな方は、日本語の習得にかかる時間の記事から読んでみてください。