マンガで日本語を学ぶ方法
マンガは日本語の読む練習に最適な教材のひとつです。語彙が足りなくても絵が話を伝えてくれますし、子ども向けや中高生向けの作品の多くは、すべての漢字にふりがなが付いています。大切なのはレベルに合った作品を選ぶことです。ファンタジーや時代物よりも、子どもや中高生向けの日常の話から始め、少しずつ読み、何度も出てくる言葉だけを調べ、セリフを声に出して読んで会話の練習にもつなげましょう。この記事は、日本語学習者に向けて、マンガの選び方、マンガの日本語の注意点、続けやすい学習の流れを紹介するガイドです。
レベルに合ったマンガの選び方
- ふりがなを確認する:子ども向けや中高生向けのマンガは、漢字にふりがなが付いていることが多く、すべての言葉を読んで調べられます。大人向けの作品には付いていないことがよくあります。
- 日常が舞台の作品を選ぶ:学校、料理、家族、仕事など日常を描いた作品には、実際に耳にする日本語が出てきます。ファンタジー、SF、侍ものには造語や古い言い回しが多く出てきます。
- 読んだり見たりしたことのある作品から:英語でストーリーを知っていれば、日本語に集中できます。
- まずは試し読み:電子書籍ストアやアプリの多くは、第1話を無料で読めます。吹き出しごとに辞書が必要なら、もっとやさしい作品にしましょう。
目安として、JLPT N4程度になれば、ふりがな付きの日常マンガは辞書を使って読めます。N3程度で楽しく読めるようになってきます。日本語の読書の始め方もどうぞ。
マンガの日本語の特徴
- くだけた話し方:登場人物は普通形、縮約形(じゃん、てる、ちゃう)、終助詞を使います。友達の話を理解するには役立ちますが、仕事ではまねしないようにしましょう。カジュアルな日本語と丁寧な日本語もどうぞ。
- キャラクターの言葉づかい:強気な少年は「おれ」「だぜ」、お年寄りは「じゃ」を使い、独特の話し方をするキャラクターもいます。キャラクターらしく聞こえる言葉は、使う前に講師に確認しましょう。
- 擬音語:「ドキドキ」「ゴゴゴ」「シーン」などが絵の中に描かれています。日常でも使われる擬音語・擬態語も多くあります。日本語の擬音語・擬態語もどうぞ。
- 読む順番:ページもコマも右から左へ進み、吹き出しは上から下、右から左へ読みます。
- 縦書き:マンガは縦書きなので、小説、新聞、看板を読む練習にもなります。
続けやすい学習の流れ
- まず辞書を使わずに、話を追うつもりで数ページ読む。
- もう一度読み、推測できない言葉、特に何度も出てくる言葉を調べる。
- 役に立つ言葉やセリフを5〜10個、単語カードに追加する。単語カードと間隔反復もどうぞ。
- お気に入りのページを、キャラクターになりきって声に出して読む。話す練習と発音の練習になります。
- 週に一度、話の内容を自分の言葉で話したり書いたりする。
マンガでは学びにくいこと
マンガはほとんどが会話なので、丁寧な日本語やビジネス日本語は学べず、実際の話し方について偏った印象を持つこともあります。聞く練習にもなりません。聞く練習にはアニメやドラマを(アニメやドラマで日本語を学ぶ)、そして会話練習を組み合わせて、読んだ日本語を話せる日本語にしましょう。
講師と一緒にマンガを読む
講師は、読んでいるページのスラングや文法を説明し、どのセリフが実生活でも自然かを教え、ストーリーを会話練習に活かせます。ネイティブの日本語講師が、オンラインのマンツーマンで、英語で説明しながらレッスンをします。最初の15分は無料体験です。