日本語で人の話を伝える表現:「と言う」「そうです」「らしい」「って」
誰かが言ったことを日本語で伝えるときは、その人の言葉のあとに「と言いました」をつけます。「田中さんは明日休むと言いました」。伝える部分は、話した人が丁寧に言っていても普通形にするのがふつうで、丁寧さは最後の「言いました」で表します。聞いた話を伝えるときは普通形+「そうです」、くだけた会話では「と言っていた」のかわりに「って」を使います。この記事は、英語を母語とする学習者に向けて、それぞれの表現と使い分け、よくある間違いを紹介するガイドです。
引用:「〜と言いました」
- 直接引用:先生は「宿題を出してください」と言いました。話した言葉をそのまま「」に入れます。
- 間接引用:先生は宿題を出すように言いました。
- 発言を伝える:山田さんは会議に遅れると言っていました。
「と言っていました」は「と言いました」よりやわらかく聞こえるので、伝言を伝えるときによく使われます。
聞いた話を伝える:普通形+「そうです」
自分で直接知っていることではなく、聞いたり読んだりした情報を伝えるときに使います。
- 明日は雨が降るそうです。
- あの店は来月閉まるそうです。
情報源は「〜によると」で加えます。「天気予報によると、明日は雨だそうです」。動詞の語幹+「そうです」(〜しそうだ)と混同しないようにしましょう。「雨が降りそうです」は「今にも降りそうに見える」という意味です。
「らしい」
「らしい」も「〜ようだ、〜と聞いた」という意味ですが、「そうです」より少しくだけていて、確かさも低めです。「彼、会社を辞めるらしいよ」。
くだけた会話:「って」
会話では、「と言っていた」や「と」のかわりに「って」をよく使います。「田中さん、明日来られないって」。言葉の意味を聞くときにも使えます。「『ワリカン』って何?」
考えや意見:「と思います」
同じ「と」で、自分が考えていることも表せます。「来週のほうがいいと思います」。日本語では他人の気持ちや考えを断定しないことが多いので、ほかの人の意見を伝えるときは「と思っています」や「と言っていました」を使います。
よくある間違い
- 間接引用に「です・ます」を残す。「休みますと言いました」は直接引用のように聞こえるので、「休むと言いました」と言います。
- 名詞やな形容詞の「だ」を忘れる。「雨だそうです」「静かだそうです」。
- 2つの「そうです」を混同する。普通形+「そう」は伝聞、語幹+「そう」は様子です。
- 上司に「って」を使う。友だちや家族との会話にとどめ、職場では「と言っていました」を使いましょう。
これらの表現は普通形が土台になるので、動詞の活用の基本やタメ口と丁寧語もどうぞ。職場での伝言は職場での電話をご覧ください。
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