日本語で比べる表現:「より」「のほうが」「一番」など
日本語で2つのものを比べるときは、比べる相手のあとに「より」をつけます。「東京は大阪より大きいです」。勝っている方に焦点を当てたいときは「のほう」を加えて、「大阪より東京のほうが大きいです」と言います。2つのうちどちらがいいかを聞くときは「どちら」か「どっち」、「一番」で最上級を表します。英語と違い、形容詞そのものは変わりません。「bigger」や「biggest」にあたる形はないのです。この記事は、英語を母語とする学習者に向けて、それぞれの文型を例文とよくある間違いとともに紹介するガイドです。
AはBより〜
基本の文型です。「より」の前にあるのが、比べる相手です。
- 電車はバスより速いです。
- 今日は昨日より寒いです。
- 姉は私より背が高いです。
動詞や副詞にも使えます。「兄は私よりよく食べます」。
BよりAのほうが〜
「のほうが」を加えるとAが強調され、「どちら」という質問への自然な答え方になります。「AのほうがBより〜」の順番でも言えます。
- コーヒーより紅茶のほうが好きです。
- メールより電話のほうが早いです。
動詞のときは、「ほう」の前に普通形を使います。「自分で作るほうが安いです」。
どちらがいいか聞く:「どちら」「どっち」
- AとBと、どちらが好きですか。
- 月曜日と火曜日、どっちがいい?(くだけた言い方)
答えるときは「のほう」を使います。「火曜日のほうがいいです」。どちらも同じくらい好きなら「どちらも好きです」。
最上級:「一番」
3つ以上のものを比べるときは、「〜の中で」と「一番」を使います。
- 果物の中で何が一番好きですか。
- 家族の中で父が一番早く起きます。
- 日本で一番高い山は富士山です。
人、場所、時について聞くときは疑問詞を変えます。「誰が」「どこが」「いつが一番〜ですか」。
「同じくらい」と「ほど〜ない」
- 同じくらい:弟は私と同じくらい背が高いです。
- ほど〜ない:今年は去年ほど暑くないです。「ほど」は否定の文でだけ使います。
よくある間違い
- 「-er」の形を探してしまう。「大きい」は「大きい」のままで、比べる働きは「より」がします。
- 順番を逆にしてしまう。「より」の前は負けている方です。「犬より猫のほうが好き」は、猫のほうが好きという意味です。
- 肯定文で「ほど」を使う。「去年ほど暑い」ではなく、「去年より暑い」と言います。
- 「のほう」のあとの「が」を忘れる。比較では「のほうが」の形がふつうです。
比較の表現は形容詞と助詞が土台になるので、日本語の形容詞や日本語の助詞もどうぞ。ほしいものを言う表現は「たい」と「ほしい」をご覧ください。
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