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海外の中学・高校の日本語試験対策:AP、IB、GCSE、VCE、HSC、NCEA

海外の中学・高校で日本語を科目として学んでいるお子さんの場合、アメリカのAP Japanese、IBの日本語、イギリスのGCSE Japanese、オーストラリアのVCEやHSCの日本語、ニュージーランドのNCEAの日本語など、どの試験でも、授業だけでは補いきれない部分で講師が大きく役立ちます。具体的には、口頭試験に向けた定期的なマンツーマンの会話練習、記述問題への添削、計画的な試験対策です。これらの試験の多くは聞く・読む・書く・話すの4技能を測り、中でも話す力は、個別のサポートで最も伸びやすい部分です。この記事では、海外で日本語の試験を受ける生徒さんと保護者の方に向けて、各試験の共通点と準備のしかたを紹介します。海外の学校に通うお子さんを持つ日本のご家庭にも参考になる内容です。

世界の学校の日本語試験

試験地域特徴
AP Japanese Language and Cultureアメリカ、インターナショナルスクール大学レベルのコースで、大学の単位として認められることもあります。コミュニケーションと文化を重視します。
IB日本語(ab initio、Language B)世界のIB校ab initioは初学者向け、Language Bは学習経験のある生徒向けで、個人での口頭試験があります。
GCSE Japaneseイギリス聞く・話す・読む・書くの4技能を、学校、家族、社会などのテーマに沿って測ります。
VCE・HSCの日本語オーストラリアのビクトリア州、ニューサウスウェールズ州学習歴に応じたコースがあり、筆記試験と口頭試験があります。
NCEAの日本語ニュージーランド複数のレベルで、4技能にわたる達成基準があります。

試験の形式やシラバスは変わることがあるため、必ず試験機関や学校から最新の要項を確認しましょう。よい講師は、その要項をもとに指導します。

試験の共通点

  • 決められたテーマ。多くのシラバスは、日常生活、学校、家族、旅行、テクノロジー、日本文化などのテーマで構成され、語彙リストも用意されています。
  • 決められた漢字と文法の範囲。特定の漢字を読めること、また書けることが求められることがよくあります。
  • 緊張の中で話す。試験官とのロールプレイ、会話、発表、インタビューなどがあり、準備時間が限られていることもよくあります。
  • 課題に沿って書く。メール、短い作文、描写文などで、語数や字数の制限があり、表現の幅と正確さが評価されます。
  • 文化の知識。特にAPやIBでは、日本の文化について話し、自分の文化と比べることが求められます。

生徒がつまずきやすいところ

  1. 話すこと。20人のクラスでは、1人が日本語を話すのは週に数分程度ということもあります。それだけでは口頭試験に自信を持って臨むのは難しいものです。
  2. 漢字の定着。小テストのために覚えた漢字を、本番までに忘れてしまうことがよくあります。詰め込みより、数か月かけて間隔をあけて復習するほうがずっと効果的です。
  3. 試験の速さでの聞き取り。音声が速く感じることがあります。話し言葉の日本語を聞き取るコツもご覧ください。
  4. 答えをふくらませること。高い点数は、事実だけでなく理由、意見、例を加えた答えにつくことが多いものです。「から」「でも」「例えば」などのつなぎの言葉が大きな違いを生みます。

効果的な試験対策の計画

  • 最終学年の初めから:公式の語彙リストで単語カードをつくり、語彙と漢字をこまめに復習します。
  • 毎週:シラバスのテーマで1、2回の会話練習と、添削つきの作文を1本。
  • 3か月前:試験機関の過去問題やサンプル問題を、時間を計って解きます。
  • 最後の1か月:あまり練習したことのない相手と模擬口頭試験を行い、緊張に慣れておきます。

作文の練習方法は日本語の作文力を上げる方法で紹介しています。

講師ができること

講師はシラバスに沿って、決められたテーマで定期的に会話練習を行い、評価基準に照らして記述の答えを添削し、本番前に何度も口頭試験を経験することで得られる自信をお子さんに与えることができます。オンラインレッスンなら、学校や習い事の合間にも無理なく続けられます。ネイティブの講師なら、文化の分野に役立つ最新の知識も伝えられます。大学でも日本語を学ぶ予定なら、同じ習慣が役立ちます。大学生のための日本語チュータリングもご覧ください。学校の試験とあわせて、追加の資格としてJLPTを受ける生徒もいます。