日本のお客様へのインタビュー:市場調査、丁寧な答えの読み解き方、翻訳
日本のお客様へのインタビューは、日本市場を理解するための最も有効な方法のひとつですが、答えを読み違えやすいものでもあります。日本のインタビュー対象者は丁寧で、直接的な批判を避け、断るつもりでも「検討します」と言う傾向があります。役に立つ結果を得るには、インタビューを日本語で行い、意見ではなく過去の具体的な経験について質問し、許可を得て録音し、要約だけでなくニュアンスを残した書き起こしと翻訳を用意しましょう。
なぜ日本のお客様にインタビューするのか
アンケートやアクセス解析からは、人が「何を」しているかがわかります。インタビューからは「なぜ」がわかります。日本に進出する企業にとっては、お客様があなたの製品を何と比べているか、購入前にどんな情報を必要としているか、製品をどんな言葉で表しているかがわかります。インタビューが進出のどの段階で役立つかは、日本市場への進出をご覧ください。
丁寧な答えを読み解く
日本語のコミュニケーションは、文脈や遠回しな言い方に頼ることがよくあります。インタビューでは、前向きに聞こえる答えの裏に、本当の迷いが隠れていることがあります。
| 聞こえる言葉 | 文字どおりの意味 | 実際によくある意味 |
|---|---|---|
| 検討します | 考えてみます。 | 次の具体的な行動が続かなければ、丁寧に関心がないことを示している。 |
| ちょっと難しいですね | 少し難しいです。 | たいていは「無理です」。 |
| いいと思います | よいと思います。 | 軽い好意。必ずしも購入の意思ではない。 |
| 特にないです | 特にありません。 | 本当にないこともあるが、批判をためらっていることも。より具体的に質問する。 |
間、ためらい、「まあ」などの前置きにも意味があります。だからこそ書き起こしが大切です。「製品に好意的」という要約だけでは、まさに聞くべきだった迷いが見えなくなってしまうことがあります。
うまくいく質問の作り方
- 未来ではなく過去について聞く:「これを買いますか」よりも、「最後に似たものを買ったのはいつで、どうやって選びましたか」のほうが、よい答えが得られます。
- 批判しやすくする:「わかりにくいところはありましたか」「ひとつ変えられるとしたら」と聞くと、批判してもよいという合図になります。
- はい・いいえで答える質問を避ける:丁寧な対象者は「はい」と答えがちです。
- 1人ずつインタビューする:グループでは、いちばん立場が上の人やその場の雰囲気に合わせてしまうことがよくあります。
- 日本語ネイティブのインタビュアーにする:人は母語のほうが率直に話しますし、ネイティブのインタビュアーなら大切なサインに気づけます。
同意とプライバシー
録音の前に許可をとり、録音をどう使うか、誰が見るかを説明し、安全に保管しましょう。日本には個人情報保護法があり、自国にも規則がある場合があるので、プロジェクトに何が適用されるかを確認してください。書き起こしを広く共有する前に、氏名や会社名を削除するチームも多くあります。
書き起こしと翻訳
リサーチでは、書き起こしと翻訳によって、お客様自身の言葉をチームで共有できます。早めに決めておきたいことを紹介します。
- 素起こしか、整文か:素起こしはためらいやつなぎの言葉も残すので、口調の分析に役立ちます。整文はそれを取り除き、読みやすくします。日本語の文字起こしをご覧ください。
- 翻訳のスタイル:話された内容に近い翻訳を依頼し、英語では伝わりにくいニュアンスには注をつけてもらいましょう。
- タイムスタンプと話者:重要な場面の録音にすぐ戻れるようになります。
- 対訳形式:日本語と英語を2列に並べると、バイリンガルのメンバーが意味を確認できます。
インタビューを意思決定につなげる
チームで翻訳を読み、繰り返し出てくるテーマに印をつけ、お客様が実際に使った言葉を拾い出しましょう。その言葉は、日本向けのマーケティングやウェブサイトでも役立ちます。日本のお客様向けのマーケティングや日本向けSEOもご覧ください。
よくある質問
インタビューは何人に行えばいいですか?
初期のリサーチでは、顧客層ごとに8〜12人ほどインタビューすると、傾向が見えてくることが多いです。
英語でインタビューしてもいいですか?
英語に慣れたお客様に限られますし、それは一般的な日本のお客様ではありません。ほとんどのリサーチでは、日本語で行いましょう。
お礼の品は必要ですか?
時間をいただいたお礼として、ギフトカードなどを用意するのが一般的です。依頼するときに伝えておきましょう。
日本語のインタビュー録音の書き起こしと翻訳が必要な方は、件数、長さ、チームでの使い方をお知らせください。無料相談のお問い合わせからお気軽にご連絡ください。