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JLPT N2の勉強プラン:段階別の進め方と燃え尽きないコツ

N2は、日本語を仕事や進学に活かしたい学習者の多くが目標にするレベルです。N3からの差は大きく、直前の詰め込みよりも、計画的に積み重ねる勉強が実を結びます。この記事では、N2がおおよそどのようなレベルなのかと、燃え尽きずに合格を目指すための段階別の勉強プランをご紹介します。学習中の方はもちろん、N2を目指す外国人の同僚や友人、ご家族を応援している方にも役立つ内容です。

N2はどんなレベルか

日本語能力試験の公式サイトでは、N2を「日常的な場面で使われる日本語の理解に加え、より幅広い場面で使われる日本語をある程度理解することができる」レベルとしています。具体的には、一般的な話題の新聞記事のような文章を読んだり、説明や話し合いの要点を理解したり、自然なスピードの会話についていったりできることが求められます。

N2は日本国内の求人や、日本と取引のある企業の募集要項でよく目にするため、人気の高い目標です。ただし、求められる条件は職場によってさまざまです。N2を求める会社もあればN1を求める会社もあり、資格よりも面接での話し方を重視する会社や、資格を問わない会社もあります。特定の仕事や大学、在留資格などを目指している場合は、その機関が実際に何を求めているかを確認しましょう。5つのレベルの全体像は、JLPTの各レベルを解説した記事をご覧ください。

ほかのレベルと同じく、N2も多肢選択式で、読む力と聞く力だけを測ります。「言語知識(文字・語彙・文法)」「読解」「聴解」の3つの得点区分にそれぞれ基準点があるため、合計点が足りていても、ひとつの区分が基準点に届かなければ不合格になります。合格点や試験日、申込方法は変わることがあるので、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

段階別の勉強プラン

N2までにかかる期間は、今のレベルや毎週使える時間によって大きく変わります。決まったスケジュールではなく、次の段階を順に進め、それぞれの目安をクリアしたら次へ進みましょう。

段階取り組むこと次へ進む目安
1. 現状の確認公式の問題例を解いてみる。不安が残るN3の文法・語彙を復習する。一番弱い分野がわかり、N3の内容でつまずかなくなった。
2. インプットを増やすN2の文法書と、文脈の中での語彙学習。毎日の読解と聴解。身近な話題の短い記事を、一文ごとに止まらずに読める。
3. 試験対策問題形式ごとに時間を計って練習し、間違いノートをつける。どの区分も時間内に解き終えられる。
4. 模擬試験通しで模擬試験を解き、細かく見直す。得意な区分だけでなく、すべての区分で安定して点が取れる。

実際には段階は重なり合います。読解と聴解は伸びるまでに時間がかかるので、最初から毎日続けましょう。

文法・語彙・漢字

  • 硬い印象の文法。N2の文型には「〜に基づいて」「〜にもかかわらず」のように、書き言葉や改まった場面で使うものが多くあります。例文を2つ3つセットで覚え、似た文型は並べて比べましょう。
  • 実際の文章から語彙を増やす。N2では、記事や仕事の場で目にする抽象的なことばが増えます。読んだ文章から新しいことばを拾い、出てきた文と一緒に覚えるのがおすすめです。
  • 漢字は熟語で覚える。熟語を速く正確に読めることが大切です。形の似た漢字や意味の近いことばは間違えやすいので、ペアで復習しましょう。

読解と聴解

N2の合否を分けることが多いのがこの2つです。どちらも直前の1か月では伸ばしきれません。

  • 長めの文章を定期的に読む。意見文、解説文、ニュース記事は試験の文章に近いジャンルです。一文ずつの理解だけでなく、筆者の主張をつかむ練習をしましょう。
  • 時間を意識する。正しく答えられても、時間が足りなくなる学習者は少なくありません。練習のときから時間を計りましょう。
  • 自然な日本語を聞く。ポッドキャスト、ニュース、インタビュー、ドラマなどが役立ちます。N2の聴解では、話し手が本当に言いたいことや次に何をするかを問う問題が多いので、ことばだけでなく意図を聞き取る意識を持ちましょう。
  • シャドーイングを取り入れる。音声のすぐ後を追って繰り返すと、自然なスピードやイントネーションに慣れていきます。

模擬試験の活用法

  1. まずは公式サイトの問題例から。そのうえで、N2対策の問題集で練習量を増やします。
  2. 本番と同じ条件で解く。通しで、時間を計り、音声は一度だけ流します。
  3. 解く時間より見直す時間を長く。間違えた原因が語彙なのか、文法なのか、スピードなのか、問題の読み違いなのかを記録します。
  4. 合計点だけでなく区分ごとの点数を見る。一番弱い区分に勉強時間を多く配分しましょう。

試験当日の注意点は、JLPT試験当日のポイントをまとめた記事をご覧ください。

燃え尽きないために

N2の準備は長丁場で、途中で勢いを失う学習者も少なくありません。次のような工夫が役立ちます。

  • 毎日の目標は小さく。忙しい日でも達成できる量にしておきます。たまの長時間より、毎日続けることが大切です。
  • 楽しめる日本語を取り入れる。ドラマや小説、趣味の動画も、立派な読解・聴解の練習です。
  • 休みの日を計画に入れる。自分で決めた休みは、罪悪感のある休みとはまったく違います。
  • 成長は数日ではなく数か月単位で見る。最初は難しく感じた文章が、気づけば普通に読めるようになっているものです。

周りにN2を目指している人がいたら、日本語で雑談の相手になったり、記事を一緒に読んだりするだけでも大きな励みになります。

試験のためにも、実際に使うためにも

N2は可能性を広げてくれる資格ですが、採用する側は実際の話す力も見ています。ネイティブ講師と学べば、紛らわしい文法の説明を受けたり、自分に合ったレベルの読み物を選んでもらったり、自然なスピードで会話したりできるので、覚えたことばが使えることばになっていきます。Hanabuddies のレッスンは一人ひとりに合わせて組み立てるので、N2対策と会話練習を組み合わせ、仕事で必要になる日本語も一緒に練習できます。