サービスお客様の声よくある質問記事お問い合わせ無料相談

JLPT N4の勉強プラン

N4は、日本語が教科書のフレーズの集まりではなく、本当に使える言葉に変わり始めるレベルです。できること・できないことを言ったり、理由を説明したり、予定を立てたり、これから起こりそうなことを話したりできるようになります。N5からの差は大きいものの、計画を立てて進めれば十分に手が届きます。この記事では、N4の出題範囲と勉強の進め方を紹介します。学習者をサポートする講師や先生の方にも参考になる内容です。

N4の出題範囲

N4は、日常生活で使われる基本的な日本語を理解できるかを測る試験です。ほかのレベルと同じく、すべて選択式で、読む力と聞く力だけが問われます。

  • 語彙と漢字:N5のおよそ2倍の語彙と、数百字の漢字。仕事、学校、健康、天気、気持ちを表す言葉や、「届ける」「集める」のようなよく使う動詞が出題されます。
  • 文法:すでに知っている動詞で、ずっと多くのことを言えるようになる形です。可能形(話せる)、意向形(行こう)、条件の表現(〜たら、〜ば、〜と)、授受表現(あげる・くれる・もらう)、受身形と使役形、「〜そうです」「〜ようです」などのパターンを学びます。
  • 読解:メール、お知らせ、日常生活についての短い文章など、身近な話題の短い文章。
  • 聴解:自然に近いスピードの日常会話。相手がこれから何をするのか、なぜそうするのかを聞き取ります。

N5と同じく、語彙・文法・読解はまとめて採点され、聴解は別に採点されます。合計点だけでなく、それぞれで基準点を取る必要があります。

始める前に

N4はN5の内容の上に成り立っています。動詞のグループやて形にまだ不安がある場合は、まずそこを固めましょう。N4の文法のほとんどは、て形、普通形、ない形をもとに作られるので、ここにかけた時間は何倍にもなって返ってきます。N5から続けて受験する方は、N5の勉強プランで、身につけておきたい内容を確認してください。

段階別の勉強プラン

段階内容次に進む目安
1. 動詞の活用普通形、て形、ない形、可能形、意向形を、考えなくても出てくるまで練習する。よく使う動詞なら、どの形でも1〜2秒で言える。
2. 文法パターン初級の教科書かN4の文法書で、週にいくつかずつ進め、自分で例文を作る。どのパターンも、自分の生活についての文で使える。
3. 漢字と語彙単語と漢字の読みを毎日カードで復習し、読んだ文章の中で覚える。N4レベルの練習問題の文章で、ほとんどの言葉がわかる。
4. 読解と聴解多読用の本、学習者向けの短い記事、教科書の音声、ポッドキャスト。スクリプトを見なくても、短い会話の内容がわかる。
5. 試験対策時間を計った模擬試験と、問題形式ごとの練習。時間内にすべての問題を解き終え、合格点を余裕をもって超えられる。

実際には、それぞれの段階は重なり合います。単語カードと聴解の練習は、身につくまでにいちばん時間がかかるので、最初から毎日続けましょう。

つまずきやすい文法

  • 授受表現:「くれる」と「もらう」は、誰の立場から話すかで使い分けます。最後にプレゼントをくれたのは誰か、職場で誰を手伝っているかなど、実際の場面で練習しましょう。
  • 4つの条件表現:「たら」「ば」「と」「なら」は使える場面が大きく重なります。まずいちばん幅広く使える「たら」を覚え、ほかの3つは典型的な使い方から覚えましょう。
  • 受身形と使役形:形が似ていて混同しやすいので、同じ日ではなく1〜2週間あけて学ぶのがおすすめです。
  • 「そう」と「よう」:「雨が降りそうです」は見た様子からの判断、「雨が降ったようです」は手がかりからの推測です。試験によく出る違いです。

模擬試験の使い方

JLPTの公式サイトには、N4の問題例が無料で公開されています。最初に一度解いて形式を確かめ、試験が近づいたらもう一度解いてみましょう。最後の1か月は、模擬試験がついた対策本を使うのがおすすめです。時間は厳しく計ってください。答えはわかるのに、読解で時間が足りなくなる学習者が多くいます。各セクションの対策は、JLPT読解のコツと聴解のコツで紹介しています。

話す練習も忘れずに

N4に会話の試験はありませんが、話す練習がいちばん効果を発揮するのがこのレベルです。文法は会話で使うのがいちばん早く覚える方法で、N4の文法はまさに、予定や意見、経験を話すために必要なものです。新しく学んだパターンを毎週のレッスンで実際に口に出せば、試験が楽になるだけでなく、試験のあとも日本語を使えるようになります。

N4の次はN3です。どのように変わるかは、N4からN3へのステップアップの記事で解説しています。