日本での食物アレルギーと食事制限:フレーズ、見えない食材、アレルギーカード
食物アレルギーがある人、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール食の人も、準備をすれば日本で安心して食事ができます。最大の落とし穴は2つ。見えない食材、特に「野菜料理」にも使われる魚のだしと、詳しい質問に英語で答えられないメニューや店員です。食べられないものをはっきり書いた日本語のカードを持ち歩き、いくつかのフレーズを覚え、主なアレルゲンが表示されている加工食品の表示を確認しましょう。この記事では、日本を訪れる海外の方に向けて、伝え方、確認すべきこと、注意点を紹介します。外国人のお客様を迎える飲食店や宿泊施設の方にも参考になる内容です。
見えない食材に注意
- だし:味噌汁、麺のつゆ、煮物などのもとになるだしは、ふつうかつお節からとります。肉や魚が見えない料理にも入っていることがあります。
- しょうゆ:小麦を含むため、セリアック病や小麦アレルギーの人は注意が必要です。
- みりん・料理酒:ソースやたれによく使われ、ハラール食では問題になります。
- 豚肉・ラード:餃子、ラーメンのスープ、カレールー、一部のパンなどに含まれることがあります。
- ごま・卵・甲殻類:ドレッシング、衣、薬味などに使われます。
加工食品のアレルギー表示
日本の加工食品には、卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみなど、特定の主なアレルゲンの表示が義務づけられており、ほかにも表示が推奨されているものがあります。「アレルギー」や「原材料名」の欄を確認しましょう。飲食店の料理には同じルールが適用されないため、直接たずねる必要があります。
覚えておきたいフレーズ
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 〇〇アレルギーがあります。 | I’m allergic to ○○. |
| 〇〇は入っていますか。 | Does this contain ○○? |
| 〇〇抜きでお願いします。 | Without ○○, please. |
| 少しでも食べられません。 | I can’t eat even a small amount. |
| ベジタリアンです。肉と魚、だしも食べられません。 | I’m vegetarian. I can’t eat meat, fish or fish stock. |
| 豚肉とアルコールが食べられません。 | I can’t have pork or alcohol. |
便利な言葉:卵、乳製品、小麦、そば、落花生(ピーナッツ)、えび、かに、ごま、ナッツ。
日本語のカードを持ち歩く
混雑した店でその場で説明するより、短くはっきりしたカードを見せるほうが確実です。次の内容を入れましょう。
- 食べられないものを具体的に。見えない形も含めて書きます(例:「魚は食べられません。だし、魚醤、かつお節も含みます」)。
- どのくらい深刻か(「重いアレルギーがあり、少量でも体調が悪くなります」)。
- 「お手数をおかけしますが、よろしくお願いします」など、丁寧なお礼の一言。
文面は必ずネイティブに確認してもらいましょう。アレルギーカードの小さな間違いで意味が変わってしまうことがあります。重いアレルギーがある場合は、緊急時の日本語のフレーズも覚えておきましょう。
外食のコツ
- 予約時に伝える。特に旅館の会席料理は事前に準備されるので、早めに伝えることが大切です。旅館と温泉のマナーもご覧ください。
- 対応できる店を選ぶ:アレルゲン表を用意しているお店(チェーン店に多い)、ベジタリアン・ヴィーガン専門店、大都市のハラール認証レストランなど。
- 精進料理は伝統的に植物性の料理ですが、だしに魚を使っていないか念のため確認しましょう。
- コンビニの商品は原材料がはっきり表示されています。コンビニで使う日本語もご覧ください。
レストランでのフレーズやマナー全般は日本での外食で紹介しています。
Hanabuddiesができること
旅行中にご自身で使うためのアレルギーや食事制限のカードを、ネイティブが確認した、わかりやすく自然な日本語に翻訳します。旅行前の短いレッスンで、質問のしかたや答えの聞き取りを練習すれば、安心して食事を楽しめます。