就活のグループディスカッション:流れと準備のしかた
グループディスカッション(グルディス)は、日本の就活でよくある選考で、5〜8人の応募者が20〜40分ほど一つのテーマについて話し合い、それを採用担当者が見て評価します。勝ち負けを決める討論ではありません。採用担当者が見ているのは、人の話を聞き、他の人のアイデアを発展させ、議論を軌道に乗せ、グループを結論に導けるかどうかです。外国人の応募者にとって難しいのは、ちょうどよいタイミングで、丁寧で自然な日本語で発言することです。よくある流れと役立つフレーズを練習しておけば、大きく変わります。この記事では、日本で就活をする外国人の方に向けて、グループディスカッションのしくみと準備のしかたを紹介します。
グループディスカッションの流れ
- テーマと制限時間が与えられる。
- 役割分担と時間配分を決める。
- 問題を定義し、意見を出し合い、絞り込み、結論を出す。
- 代表者が採用担当者に結論を発表する。質問がある場合もある。
よくあるテーマ
- 課題解決型:「コンビニの売上を20%上げるには?」
- 選択型:「無人島に持っていくものを3つ選ぶとしたら?」
- 自由討論型:「リモートワークを標準にすべきか?」
- ケース型:その企業の業界に関する短いケース。
役割
| 役割 | 英語 | すること |
|---|---|---|
| 司会・ファシリテーター | Facilitator | 議論を進め、全員が発言できるようにする |
| タイムキーパー | Timekeeper | 時間を管理し、予定どおりに進める |
| 書記 | Note-taker | 意見や決まったことを記録する |
| 発表者 | Presenter | グループの結論を発表する |
役割がなくても評価されます。通過する人の多くは、良い意見を出し、他の人を助けているだけです。日本語で議論を回す自信がないのに、リーダーに見せるためだけに司会を引き受けるのはやめましょう。
採用担当者が見ていること
- 自分の意見を言うだけでなく、他の人の話を聞いて応えているか。
- 論理的に考えているか:理由と構成がはっきりしているか。
- 協調性:発言の少ない人に話を振り、意見の違いを丁寧に扱えるか。
- 結果への貢献:時間内に結論を出すことに貢献したか。
役立つフレーズ
- まず、前提を確認してもいいですか。
- 〇〇さんの意見に賛成です。それに加えて…
- 別の視点から考えると…
- 〇〇さんはどう思いますか。
- 残り10分なので、そろそろまとめませんか。
- 確かにそうですね。ただ…
同じ年齢でも、ほかの応募者には「です・ます」で話しましょう。会話に加わるためのフレーズは日本語の会議で発言するコツでも紹介しています。
避けたい失敗
- 長い間黙っている。最初の数分のうちに発言しましょう。
- 話を独占する、さえぎる、他の意見を攻撃する。
- 何の問題を解くのか合意する前に、細かい話に入り込む。
- 結論が出ないまま時間切れになる。
オンラインのグループディスカッション
最近はビデオ通話で行う企業も多くあります。オンラインでは話し始めるタイミングが難しいので、名前を呼ぶ、発言を短くする、他の人が話しているときはうなずいて反応を見せる、グループで合意すればチャットや共有ドキュメントを使う、といった工夫をしましょう。
Hanabuddiesができること
Hanabuddiesはオンラインで日本語のグループディスカッションの練習を行い、発言のしかたとタイミング、言い回し、敬語についてフィードバックをお伝えし、選考全体もサポートします。留学生のための就活ガイドもご覧のうえ、選考の開始時期と応募先をお知らせください。