サービスお客様の声よくある質問記事お問い合わせ無料相談

日本で子育てをする保護者のための日本語:園・学校・連絡帳

子どもを連れて日本に引っ越すと、日本語をいちばん使う場所は保育園や学校になります。連絡帳、次々に配られるプリント、個人面談、PTAの活動など、大都市であってもほとんどが日本語です。流暢でなくても乗り切れますが、学校でよく使う言葉、欠席連絡のフレーズ、プリントの読み方のコツを押さえておくと、家族の毎日はぐっと楽になります。この記事では、日本で子育てをする海外出身の保護者に向けて、園や学校で必要な日本語を紹介します。外国籍の家庭を受け入れる園や学校の先生方にも参考になる内容です。

保育園・幼稚園・小学校

日本の就学前の施設にはいくつか種類があり、申し込みのときにはその違いが大切になります。

施設一般的な特徴
保育園仕事などで日中に子どもの世話ができない家庭のための施設。0歳から通えることが多い。認可保育園は市区町村の役所を通して申し込むのが一般的。
幼稚園一般的に3歳から小学校入学までの教育施設。保育園より1日が短い。申し込みは園に直接行うのが一般的。
認定こども園保育園と幼稚園の両方の機能をあわせ持つ施設。
小学校6歳から。学年は4月に始まる。

外国籍の子どもも、多くの場合、地域の公立小学校に通うことができます。手続きは市区町村の役所か教育委員会に問い合わせてください。保育園の申し込みの条件、締め切り、待機状況は地域によって大きく異なるので、早めに確認するのがおすすめです。

連絡帳

保育園、幼稚園、小学校の多くでは、家庭と園・学校をつなぐ連絡帳を使います。保育園では、先生が食事、お昼寝、遊びの様子を書き、家庭からは前の晩の様子、睡眠、体温、伝えておきたいことを書きます。小学校ではもっと短く、宿題や持ち物の連絡、ときどき先生からのひと言が書かれる程度のことが多いです。最近は連絡帳の代わりにアプリを使う園や学校もありますが、書く内容はほぼ同じです。

長く書く必要はありません。短く丁寧な文で十分です。

  • 昨夜は少し咳が出ていましたが、今朝は元気です。(sakuya wa sukoshi seki ga dete imashita ga, kesa wa genki desu.)
  • 今日はお迎えが17時になります。(kyō wa omukae ga jūshichi-ji ni narimasu.)
  • いつもありがとうございます。(itsumo arigatō gozaimasu.)書き出しや結びに自然に使えるひと言です。

プリントの読み方

園や学校からは、たくさんの紙が届きます。「お知らせ」や「プリント」と呼ばれ、毎月「〇〇だより」が配られることもよくあります。すべてを読む必要はありません。まずは次の言葉を探しましょう。

日本語読み方意味・使い方
日時nichiji行事などの日付と時間
持ち物mochimono子どもに持たせるもの
提出・締め切りteishutsu, shimekiri出すもの、その期限
保護者hogosha親や保護者のこと
集金shūkinお金を集めるお知らせ
雨天中止・雨天延期uten chūshi, uten enki雨の場合は中止、雨の場合は延期
上履き・体操服uwabaki, taisōfuku室内用の靴、体育の服
切り取り線kiritori-senここで切って返信を提出する、という印

スマートフォンの翻訳アプリのカメラ機能は、プリントを読むのに大いに役立ちます。大まかな内容はたいてい正しく訳せますが、名前、日付、丁寧な決まり文句はおかしな訳になることもあるので、締め切りのあるものは必ず確認しましょう。プリントに毎回出てくる漢字を覚えると、読む力は一気に伸びます。漢字の覚え方の記事もご覧ください。

欠席の連絡

子どもが体調を崩したときは、朝のうちに園や学校に連絡します。最近はアプリやオンラインフォームで連絡するところも多いですが、電話や連絡帳で伝える場合もあります。電話では、簡単に伝えれば大丈夫です。

  • 〇〇組の〇〇の母です/父です。(○○-gumi no ○○ no haha desu / chichi desu.)
  • 熱があるので、今日は休ませます。(netsu ga aru node, kyō wa yasumasemasu.)
  • 病院に行ってから登園します。(byōin ni itte kara tōen shimasu.)小学校の場合は「登校します」と言います。

保育園では、決められた体温を超えるとお迎えの連絡が来ることが多く、病気によっては登園の前に医師の書類が必要になることもあります。病院での日本語は病院で使う日本語、電話そのものに慣れたい方は仕事の電話の記事も参考になります。

個人面談・家庭訪問・PTA

  • 個人面談:先生と1対1で話す短い面談です。聞きたいことを2〜3個、事前に準備しておきましょう。
  • 家庭訪問:年度の初めに先生が家を訪れたり、家の場所を確認したりする学校もあります。主に、子どもがどこに住み、どうやって通学しているかを知るためのものです。
  • 授業参観・保護者会:授業の様子を見たり、先生の話をほかの保護者と一緒に聞いたりする機会です。
  • PTA:行事やボランティア活動を担います。どの家庭もいずれかの時点で役割を担うことを求められる学校が多くあります。日本語に自信がない場合は、正直に伝えて、自分に合った役割を相談しましょう。

先生やほかの保護者とは、です・ます調の丁寧な日本語で話すのが基本です。地域での暮らしの基本については、日本のご近所づきあいの記事をご覧ください。

よくある質問

学校で通訳をつけてもらえますか?

地域によっては、通訳、翻訳された書類、子ども向けの日本語指導などが用意されています。内容は地域によってかなり違うので、教育委員会に問い合わせてみてください。

プリントがまったく読めないときは?

遠慮せずに聞きましょう。連絡帳に「このお知らせについて、もう少し教えていただけますか。」とひと言書くのは、ごく普通のことです。

子どもと一緒に学ぶ

子どもは親よりも早く日本語を身につけることが多く、気がつくと子どもに通訳を頼っている、ということもあります。少しずつでも続けて練習すれば、園や学校のことを自分で把握できます。講師と一緒なら、実際のプリントを読んだり、連絡帳の書き方を練習したり、個人面談のリハーサルをしたりできます。興味のある方はネイティブ講師とのオンラインレッスンをご覧ください。来日直後の手続きについては日本移住チェックリストが参考になります。