日本のお葬式に参列するとき:マナー、香典、お悔やみの言葉
日本のお葬式の多くは仏式で、2日にわたって行われます。1日目の夜にお通夜、翌日に葬儀・告別式です。参列者は黒い喪服を着て、不祝儀袋に入れた香典を持参し、順番が来たら焼香をして、「このたびはご愁傷様でございます」のような短い言葉を静かに伝えます。外国人の参列者がすべての習慣を知っていることは期待されておらず、何より大切なのは、心をこめて静かにその場にいることです。この記事では、日本の葬儀に参列する外国人の方に向けて、流れと伝える言葉を英語とともに紹介します。外国人の同僚や友人、ご家族に日本の葬儀について説明したい方にも役立つ内容です。
お通夜と葬儀・告別式
故人やご家族と親しかった場合は、両方に参列することもあります。同僚、近所の方、知人などは、夜に行われ仕事の後でも参列しやすいお通夜だけに参列することがよくあります。最近は家族だけで行う家族葬も増えています。案内に家族葬とある場合や「ご香典はご辞退申し上げます」と書かれている場合は、その意向に従い、代わりにカードやメッセージを送りましょう。
服装
- 男性:黒のスーツ、白いシャツ、黒いネクタイ、黒い靴下、黒い靴。
- 女性:袖があり、ひざ丈以上のスカートの黒いワンピースかスーツ、黒いストッキング、飾りのない黒い靴。
- シンプルに:光る小物や明るい色は避けます。一連のパールのネックレスは一般的に問題ありません。仕事帰りにお通夜に参列する場合は、ダークスーツでもかまいません。
香典
香典は、白黒または銀の水引がついた不祝儀袋に入れて渡します。不祝儀袋はコンビニや文房具店で買えます。表の水引の下に自分の名前を書きます。上に書く言葉は「御霊前」や「御香典」が一般的ですが、ご家族の宗教によってふさわしい言葉が変わることがあるので、わかれば確認しましょう。新札は「死を予期して準備していた」という印象を与えることがあるため、避ける人が多くいます。金額は故人との関係や年齢によって変わるので、日本人の友人や同僚に一般的な額を聞いてみましょう。受付で短いひと言とおじぎを添えて渡します。
焼香のしかた
葬儀の間、参列者は順番に焼香をします。前の人のやり方を見て、それに合わせれば大丈夫です。
- 祭壇の前に進み、ご遺族に一礼し、遺影に一礼します。
- 親指、人差し指、中指でお香をつまみ、額の近くまで持ち上げてから香炉に落とします。1〜2回くり返しますが、参列者が多いときは1回でもかまいません。
- 合掌して一礼し、少し下がってご遺族にもう一度一礼します。
伝える言葉
| 表現 | 英語 | 使い方 |
|---|---|---|
| このたびはご愁傷様でございます。 | I’m so sorry for your loss. | 基本のお悔やみの言葉 |
| 心よりお悔やみ申し上げます。 | My deepest condolences. | 手紙などの書き言葉でも使う |
| どうぞお力落としのないように。 | Please take care of yourself. | ご遺族を気づかう言葉 |
言葉は短く、小さな声で伝えましょう。語尾をはっきり言い切らなくても自然です。「重ね重ね」「たびたび」のように不幸が重なることを連想させる言葉は避け、亡くなった理由をたずねるのも控えます。
葬儀のあと
帰宅したときに家に入る前に体にかける、小さな清め塩の袋を渡されることがあります。また、数週間後にご遺族から香典返しが届くことがよくありますが、改まったお礼をする必要はありません。参列できなかった場合は、短いお悔やみの手紙やカードを送ると気持ちが伝わります。
日本語でお困りのときは
海外で暮らしていて日本の親族や友人を亡くすと、日本語でご家族に手紙を書いたり、言葉が通じない親族と話したりする必要が出てくることがあります。Hanabuddiesでは、お悔やみの手紙の作成や翻訳、ご家族との通話や訪問での対面またはオンラインの通訳をお手伝いできます。日本語と英語の手紙の翻訳や家族との通話の通訳もご覧ください。