日本の家族との通話に通訳を:大切な会話を伝えるために
言葉の通じない日本の家族や、英語圏の家族と大切な話をしたいときは、日英の通訳者にビデオ通話に参加してもらうことができます。結婚式の準備、家族の近況報告、高齢の親の介護、相続や不動産について自分で理解しておきたい話、あるいはパートナーのご両親と初めてきちんと話すときなどに役立ちます。よい通訳者は、言葉だけでなく、それぞれの温かさや丁寧さも伝えます。この記事では、通訳が役立つ場面と、通話を自然に進めるコツを紹介します。
家族の会話に通訳を使う場面
- パートナーのご両親と話すとき。まだ十分に日本語(または英語)を話せないうちの初めての会話や、婚約のあいさつなど。
- 結婚式の準備や、2か国にまたがる家族の行事の計画。
- 高齢の家族のケア。日本に住む親と、健康や介護施設、本人の希望について話すときなど。
- 大切な知らせ。出産、病気、引っ越し、身内の不幸など。
- 家族の事情を理解したいとき。家族から不動産や相続、書類について説明を受け、弁護士や役所に相談する前に内容を把握しておきたい場合など。
- 孫と祖父母。海外で育った子どもが、日本語しか話さない祖父母ときちんと話したいとき。
バイリンガルの家族に頼めばよいのでは?
バイリンガルのパートナーやいとこが通訳することはよくあり、日常の会話ならそれで十分です。ただ、本人にとっては難しい立場でもあります。自分は会話に参加できず、場を丸く収めるために言葉をやわらげたり省いたりしがちで、感情的な場面では本人も家族の一員です。中立の通訳者がいれば、パートナーも含めて全員が自然体でいられます。
温かさを伝える:丁寧さとトーン
日本語には丁寧さの段階があり、パートナーのご両親への話し方は大切です。経験のある通訳者は、目上の方に話すときは丁寧な言い方にするなど、ふさわしい敬意を込めて訳し、直接的すぎる表現があれば教えてくれます。逆に、遠回しな日本語に込められたはっきりしたメッセージに気づく手助けもしてくれます。背景についてはタメ口と丁寧語の使い分けをご覧ください。
準備のしかた
- 参加者について通訳者に伝える。名前、続柄、ふだんお互いをどう呼んでいるか(たとえば「お義父さん」など)を共有しましょう。
- 通話の目的とデリケートな話題を伝える。通訳者が適切な言葉を準備できます。
- 通話の形を決める。ふつうは全員が1つのビデオ通話に入り、通訳者も参加者として入ります。高齢の家族の場合は、そばで機器の操作を手伝う人がいると安心です。
- 時間を決める。通訳を入れた会話はおよそ2倍の時間がかかります。30分から60分くらいが、多くの家族にとってちょうどよい長さです。
通話中のコツ
- 通訳者ではなく家族を見て、直接話しかけましょう。
- 数文ごとに区切る。短く区切ると、会話が自然に流れ、訳も正確になります。
- 自分でも少し言葉を覚える。あいさつ、お礼、簡単な自己紹介を相手の言語で言えると、とても喜ばれます。日本語なら日本語での自己紹介から始めてみましょう。
- 感情に配慮する。つらい話題のときは、休憩をはさんだり、別の日に続けたりしても大丈夫です。
秘密の保持
家族の会話はプライベートなものです。プロの通訳者は、聞いた内容を外に漏らしません。さらに安心したい場合は、秘密保持の合意を求めることもできます。全員の同意がない限り、通話は録画しないようにしましょう。
法的なことについて
通訳者は、家族が不動産や相続、書類について話している内容を理解する手助けはできますが、法的な助言はできません。正式な手続きには日本の専門家が必要になる場合があり、書類によっては認証翻訳が求められることもあります。手続き先に必要なものを確認しましょう。
長い目で見て:一緒に言葉を学ぶ
最初は通訳を頼んでいた人の多くが、家族と直接話せるように日本語を学び始めます。家族との会話に目的をしぼったレッスンなら、温かく簡単な会話ができるようになるまで意外と早いものです。パートナーのために日本語を学ぶや日本人のパートナーの家族に会うときも参考にしてください。
Hanabuddiesができること
Hanabuddiesでは、家族の通話や会話のために、ビデオ通話、または家族の訪問や集まりでの対面(交通費などの移動費はお客様のご負担)で、英語と日本語のリアルタイム通訳を行っています。トーンや丁寧さにも気を配ってお訳しします。また、最初のあいさつから長い会話まで、家族との生活に役立つ日本語のレッスンも行っています。通話の参加者と話したい内容をお知らせいただければ、進め方をご提案します。