日本語のあいさつ:毎日使う基本の表現
日本語でいちばんよく使うあいさつは、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「はじめまして」です。それに加えて日本語には、家を出るとき、帰ったとき、食事の前、仕事の終わりなど、日常の場面ごとに決まった表現があり、「こんにちは」よりずっと頻繁に使われます。軽いおじぎとともにこれらを使えると、相手の反応が大きく変わります。この記事では、日本語を学ぶ方に向けて、基本のあいさつとそれぞれの使いどころを英語の説明とともに紹介します。日本に来る外国人にあいさつを教えたい方にも役立つ内容です。
時間帯ごとのあいさつ
| あいさつ | 英語 | 使い方 |
|---|---|---|
| おはようございます | Good morning | 丁寧な言い方。友だちや家族には「おはよう」。職場によっては、時間に関係なくその日最初のあいさつとして使います。 |
| こんにちは | Hello | 家族や職場以外の人に使います。同僚同士ではあまり使いません。 |
| こんばんは | Good evening | 夜のあいさつ。 |
| おやすみなさい | Good night | 寝るときや、夜遅くに別れるとき。 |
初めて会う人に
- はじめまして。〇〇です。よろしくお願いします。
- こちらこそ、よろしくお願いします。
「よろしくお願いします」は日本語で最も便利な表現のひとつです。自己紹介、お願いの最後、一緒に仕事を始めるときなど、さまざまな場面で使われます。英語にぴったりの訳がないため、学習者には少しわかりにくい表現でもあります。自己紹介全体については日本語での自己紹介をご覧ください。
毎日の決まった表現
| 表現 | 使う場面 |
|---|---|
| いってきます | 家を出るとき |
| いってらっしゃい | 出かける人に |
| ただいま | 家に帰ったとき |
| おかえりなさい | 帰ってきた人に |
| いただきます | 食事の前 |
| ごちそうさまでした | 食事のあと。料理をつくった人やごちそうしてくれた人へのお礼にも |
| お疲れさまです | 職場で同僚へのあいさつや、一日の終わりに |
| お先に失礼します | ほかの人より先に退社するとき |
ホームステイをする場合やパートナーの家族を訪ねる場合、これらの表現はほかの何よりも大切です。ホームステイで使う日本語もご覧ください。
別れのあいさつ
- 「さようなら」は長い別れのような響きがあります。子どもが先生に言うことはありますが、大人は教科書で習うほどには使いません。
- 友だちには「じゃあ、また」「またね」。
- 部屋や会社を出るとき、電話を切るときの丁寧な言い方は「失礼します」。
- 旅に出る人には「お気をつけて」と声をかけると親切です。
おじぎ
あいさつにはふつうおじぎが伴います。旅行者なら、軽く会釈するか、腰から少し頭を下げれば十分で、完璧な作法は求められません。深く長いおじぎほど、強い敬意や謝罪を表します。ビジネスでは、おじぎのあとに相手が手を差し出せば握手をしても構いません。詳しくは日本のお客様に会うときのビジネスマナーをご覧ください。
自然に出るまで練習を
あいさつは覚えるのは簡単ですが、とっさの場面では忘れがちです。旅館に着いたとき、同僚に会ったときなど、実際の場面を想定してネイティブ講師と何回か練習すれば、自然に口から出るようになります。あわせて使う表現は「ありがとう」と「すみません」の使い分けで紹介しています。