日本とのビデオ通話でのオンライン通訳:Zoom・Teams・Google Meet
オンライン通訳とは、日本語を話す相手とのビデオ通話に日英の通訳者が参加し、全員がリアルタイムで理解し合えるようにするものです。ほとんどのビジネスの通話では、いちばんシンプルな方法が最もうまくいきます。通訳者が通常の参加者として入り、話し手が区切るたびに訳す「逐次通訳」です。特別なソフトよりも、音声の質、簡単な事前共有、いくつかの話し方の習慣のほうが、はるかに大きな違いを生みます。この記事では、Zoom、Teams、Google Meetでの準備のしかたと、オンライン通訳を上手に活用するコツを紹介します。英語圏のお客様や取引先とのオンライン会議に通訳を入れたい日本の方にも役立つ内容です。
オンライン通訳のメリット
- 移動が不要。通訳者、自社のチーム、相手側がそれぞれ別の国にいても問題ありません。
- 短時間でも依頼しやすい。45分の通話のために、通訳者を丸1日確保する必要はありません。
- 時差に対応しやすい。日本と欧米の通話は、どちらかの早朝や夜になりがちです。オンラインなら、通訳者は都合のよい場所から参加できます。
- 画面共有ができる。全員が同じスライドや図面、表を見られるので、数字や専門用語の誤解が減ります。
2つの方法
| 方法 | しくみ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 通訳者がメインの通話に参加 | 通訳者がほかの参加者と同じように通話に入ります。話し手が数文ごとに区切り、通訳者が全員に聞こえるように訳します。 | ほとんどの会議、交渉、面接、取引先との通話、面談。 |
| 言語チャンネルを分ける | ZoomやMicrosoft Teamsの一部のプランなどには通訳機能があり、聞き手が言語チャンネルを選ぶと、話し手の代わりに通訳者の声が聞こえます。 | 同時通訳を使うウェビナー、プレゼンテーション、大人数の会議。 |
2者間の一般的な会議なら、1つ目の方法のほうが簡単で確実です。誰も設定を変える必要がなく、全員が両方の言語を聞けるので、相手の言語が少しわかる人も話の流れを追いやすくなります。
通話の前に
- 通訳者には早めに招待を送り、議題、スライド、参加者の名前と役職を共有しましょう。
- 簡単な用語集を共有する。製品名、専門用語、略語などをまとめます。相手側が製品を特定の日本語で呼んでいる場合は、それも入れましょう。
- 時間に余裕を持たせる。逐次通訳では話す時間がおよそ2倍になります。1時間分の議題なら、90分以上を見込みましょう。
- 相手側に通訳者が参加することを伝え、冒頭で紹介しましょう。礼儀としても大切で、話すペースを合わせてもらいやすくなります。
- 簡単な接続テストをする。会議室で1本のマイクを共有している人も含め、通訳者がすべての話し手の声をはっきり聞けるか確認しましょう。
音声がすべて
通訳者は聞こえたことしか訳せません。よくある問題は、会議室の遠いマイク、発言が重なること、周囲の雑音です。できるだけヘッドセットを使い、話さないときはミュートにし、1人ずつ話すようお願いしましょう。日本側の会議室に複数人がいる場合は、テーブルの中央に会議用マイクを置くだけで大きく改善します。
通訳を介して話すコツ
- 2、3文ずつ区切って話す。
- 通訳者ではなく相手に向かって話す。「5月に出荷できるとお伝えください」ではなく、「5月に出荷できます」と話しましょう。
- 数字は画面にも表示する。英語は千単位、日本語は万単位で数えるため、大きな数字は誤解のもとです。チャットやスライドにも書きましょう。
- 慣用句や皮肉は避ける。独特な言い回しや遠回しな冗談は、うまく伝わらないことがあります。
- 通訳が終わったら少し待つ。相手が答えるための間を取りましょう。日本人との会議では沈黙はよくあることで、反対の意味ではありません。英語圏の相手は沈黙を気まずく感じることもあるので、日本側の方は「少し社内で確認します」などと一言添えると安心です。
通話のあとに
最後に決定事項と次のステップを口頭でまとめ、書面でも送りましょう。日本語と英語の両方で送れば、誤解を早めに見つけられます。全員の同意を得て録画した場合は、文字起こしをチームで共有するのも便利です。会議の進め方については日本の取引先との会議の進め方もご覧ください。
Hanabuddiesのオンライン通訳
Hanabuddiesでは、ビデオ通話で英語と日本語のリアルタイム通訳を行っています。お客様や取引先との会議、仕入先との通話、面接、個人の通話や面談など、逐次通訳に適した会議や通話に対応します。会議前のスライドの翻訳や、会議後の要約の翻訳も承ります。対面でお会いする場合は、日本国内でも海外でも現地での通訳が可能です(交通費などの移動費はお客様のご負担)。使用するツール、日時(タイムゾーン)、必要な時間、通話の内容をお知らせいただければ、お見積もりをお送りします。