日本企業を訪問したあとのお礼状の書き方
日本の企業を訪問したら、当日か翌朝に短いお礼のメールを送り、重要な訪問であれば数日以内に改まったお礼状も送りましょう。お礼状は自社側の最も役職の高い人が差出人となり、先方の同格の方に役職と名前を添えて宛て、打ち合わせ、工場見学、会食など具体的なことへのお礼、お世話になった方全員への言及、今後の進め方の簡単な確認を書きます。正しく改まった日本語で書かれたお礼状は、関係を大切にしていることを伝えます。この記事は、日本企業を訪問した海外企業の方に向けた解説です。
まずメール、大切な訪問には手紙
- お礼のメール:当日か翌朝に、訪問の責任者から先方の主な担当者へ。短く、温かく、実務的に。日本語のビジネスメールをご覧ください。
- 改まったお礼状:初めての訪問、役員への訪問、工場や現場の見学、会食、提携の節目などには、数日以内に郵送します。
両方を送る企業も多くあります。メールで仕事の確認をし、手紙で関係への敬意を示します。
役職を合わせる
日本のビジネスでは上下関係が重視されます。お礼状は、訪問した自社側の最も役職の高い人、大きな訪問であればCEOの名前で出し、先方で応対してくださった最も役職の高い方に宛てます。「代表取締役社長 〇〇様」のように、名前に役職を添えましょう。役職については日本の役職と組織の上下関係で説明しています。
一般的な構成
- 「拝啓」、特に役職の高い方には「謹啓」と、改まった時候のあいさつ。手紙で使う時候のあいさつをご覧ください。
- 先方の繁栄を喜ぶ言葉:「貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」。
- 訪問へのお礼。日付と、打ち合わせ、工場見学、会食など、していただいたことを具体的に。
- 説明や案内、通訳をしてくださった方など、個人の名前を挙げてのお礼。
- しっかり聞いていたことが伝わる、具体的な学びを1〜2点。
- 今後の進め方を簡潔に書き、引き続きの協力をお願いする言葉:「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」。
- 「敬具」または「謹白」、日付、自社名、役職、名前。
日本の読み手が気づくポイント
- 「御社」ではなく「貴社」:どちらも相手の会社を指しますが、書き言葉では「貴社」、話し言葉では「御社」を使います。
- 二重敬語にしない:「〇〇部長様」ではなく「部長 〇〇様」と書きます。
- お土産:品物をいただいたら、それにも具体的にお礼を述べます。
- おもてなし:会食や手配への心配りにふれます。見えないところで多くの準備をしてくださっていることがよくあります。
- 用紙と封筒:上質な社用便箋か白無地の便箋を使い、署名は手書きにします。
日本語、英語、それとも両方?
先方が英語を話せる場合でも、日本語の手紙は敬意と本気度を伝え、英語を読まない社員とも共有できます。日本語の手紙に英語版を同封する、または国際的な読み手向けに二言語の手紙にするのが一般的です。英語で先に書く場合は、機械ではなくネイティブに翻訳してもらいましょう。
AI翻訳では足りない理由
日本語のビジネスレターは、決まった改まった表現を正しく一貫して使うことが前提です。AIツールはメールの文体と手紙の文体を混ぜたり、書き言葉で「御社」を使ったり、二重敬語にしたり、英語の親しみやすい結びを役員宛てにはくだけすぎた日本語に訳したりしがちです。ネイティブの書き手がこうした細部を整えれば、手紙が自社の印象を高めてくれます。
Hanabuddiesができること
訪問の内容、参加者、伝えたいことをお知らせください。正しい日本語で改まったお礼状を書き、記録用の英語版もお渡しします。その後の打ち合わせのための対面またはオンラインの通訳も行っています。日本の取引先との会議と日本出張の準備もご覧ください。