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日本の投資家・パートナーへのピッチ:ピッチ資料の翻訳

日本の投資家、事業会社のCVC、提携候補先にピッチをするなら、英語の資料だけでなく、日本語版のピッチ資料を用意すると、提案の説得力が大きく高まります。単に翻訳するのではなく、ローカライズすることが大切です。一般的な欧米の資料より詳しい情報と根拠、慎重で控えめな言葉づかい、日本の数字や日付の表記、そして「なぜ日本なのか、なぜこのパートナーなのか」への明確な答えです。日本語の短い概要資料と、必要に応じて会議でのリアルタイム通訳を組み合わせれば、日本市場に本気で取り組んでいることが伝わります。この記事では、その準備のしかたを紹介します。

日本語版が大切な理由

  • 意思決定は共有される:面談した相手は通常、その場にいなかった同僚や上司に資料を回覧します。その人たちは日本語で読むほうを好むかもしれません。
  • 事業会社は慎重に進める:CVCや事業提携の担当部署を持つ日本企業では、正式な社内承認の手続きを経ることがよくあります。わかりやすい日本語の資料があれば、担当者が社内であなたを推しやすくなります。
  • 本気度が伝わる:日本のパートナーは、長く付き合える会社を求めています。日本語の資料に投資することは、日本市場に真剣だというメッセージになります。

日本向けのピッチ資料の違い

一般的な欧米の資料日本でより効果的なもの
少ない言葉、大きな主張、ストーリー1枚あたりの情報を多めにし、説明なしでも読んで理解できるようにする
「市場を破壊する」データ、顧客、実績、リスクへの対応など、根拠に基づいた控えめな表現
ビジョンが最初ビジョンに加えて、日本での具体的で段階的な計画
創業者中心チーム、提携先、既存顧客、財務状況など、会社の安定性
一般的な市場のスライド日本市場のデータ、競合、そして自社製品が日本のお客様に合う理由

日本向けに入れたい内容

  • 会社概要:設立年、所在地、チーム、主な提携先と投資家。日本の読み手は、わかりやすい会社概要を期待しています。
  • なぜ日本なのか:日本市場での具体的な機会と、需要の根拠。
  • なぜこのパートナーなのか:その相手と組むことが双方にどうメリットがあるのか。面談ごとにこのスライドを調整しましょう。
  • 日本でのロードマップ:ローカライズ、サポート体制、規制対応、採用、スケジュール。日本市場への参入をご覧ください。
  • リスクとその対応:指摘される前に懸念に答えることで、信頼が生まれます。

翻訳で大切な細部

  • 数字:日本語では大きな数を「万」「億」の単位で数えます。慎重に換算し、すべての数字を再確認しましょう。
  • 日付と会計年度:日本企業の多くは4月始まりの会計年度を使っています。期間の表記を明確にしましょう。
  • 社名と製品名:カタカナ表記にするか英語表記にするかを決め、すべての資料で統一しましょう。
  • 丁寧な書き言葉:ピッチ資料は通常、中立的でかしこまった文体で書きます。自信はあっても、自慢に聞こえないトーンにしましょう。
  • レイアウト:日本語は英語と文字の収まり方が違うため、はみ出した文字や不自然な改行がないか、すべてのスライドを確認しましょう。

面談当日

相手が英語をある程度話せても、第二言語では大切なポイントが伝わりきらないことがあります。投資家や提携先との面談では、リアルタイム通訳がいると、全員が正確に話し、本当に聞きたいことを質問できます。資料と用語集は事前に通訳者に送りましょう。日本とのビデオ会議のオンライン通訳と日本のパートナーとの会議の進め方をご覧ください。面談後は、お礼のメールと日本語の短いまとめを送ると、良い流れを保てます。日本語のビジネスメールの書き方をご覧ください。