デジタルノマド・リモートワーカーのための日本語
日本語がほとんどできなくても、数か月間日本からリモートで働くことはできます。ただ、目的を絞った少しの日本語があれば、滞在はずっと快適になります。かな、丁寧な基本表現、そして短期賃貸、コワーキングスペース、カフェ、SIMカード、病院、大都市以外での移動に使うフレーズです。ほとんどのリモートワーカーは、出発前に数週間レッスンを受ければこのレベルに届きます。この記事では、学ぶべきこと、日々の生活で起こること、滞在中に学び続ける方法を紹介します。
まずはビザについて
日本は2024年、日本国外の企業に雇用されている、または国外で事業を営むリモートワーカー向けに、最長6か月滞在できるデジタルノマドの在留資格を導入しました。高い年収要件や民間の医療保険への加入などの条件があり、対象は特定の国の国籍の方に限られます。制度は変わることがあるので、計画を立てる前に出入国在留管理庁や最寄りの日本大使館・領事館で確認してください。短期の滞在は通常の短期滞在の入国で行われることも多いですが、その場合は「仕事」とみなされる活動に制限があります。
リモートワーカーにとって大切な日本語
| 場面 | 役立つ日本語 |
|---|---|
| コワーキングスペース・カフェ | 「Wi-Fiはありますか」「電源を使ってもいいですか」「ドロップイン」「一日利用」 |
| 短期賃貸 | 「チェックイン」「ごみの出し方」「鍵」「故障しています」 |
| SIMカード・携帯電話 | 「データ通信だけ」「何ギガ」「契約」 |
| 静かに過ごすマナー | カフェや電車では通話が禁止されていることが多くあります。「電話してもいいですか」「通話可能」を覚えておくと便利です。 |
| 健康 | クリニックで症状を説明する。病院と薬局で使う日本語をご覧ください。 |
| 移動 | 電車、バス、ICカード。電車と移動の日本語をご覧ください。 |
日々の生活で驚くこと
- 現金はまだ必要:都市部ではカードやスマホ決済が広く使えるようになりましたが、小さな飲食店や地方では現金が必要なこともあります。
- ごみの分別が厳しい:短期賃貸では、日本語の説明書きが置いてあることがよくあります。「燃えるごみ」「資源ごみ」が読めると、気まずい思いをせずに済みます。
- 時差が大変:日本はヨーロッパや南北アメリカより時間が進んでいるため、母国との通話は深夜や早朝になりがちです。働く時間を早めに決めておきましょう。
- 大都市を出ると英語が急に減る:福岡、北海道、山あいの町などで1か月過ごしたいなら、日本語の価値がぐっと高まります。
- ご近所は見ている:簡単な「こんにちは」と地域のルールを守ることが、特に住宅街では大きな意味を持ちます。日本のご近所で暮らすをご覧ください。
出発前の計画
- ひらがなとカタカナを覚える:カタカナだけでも、驚くほど多くのメニューや看板が読めるようになります。ひらがな・カタカナの覚え方をご覧ください。
- 丁寧なサバイバル日本語を身につける:あいさつ、頼み方、数字、値段。はじめての日本旅行で使える日本語フレーズをご覧ください。
- 実際の場面をロールプレイする:宿泊先へのチェックイン、SIMカードの購入、コワーキングスペースへの月額プランの問い合わせなど。
- 短い自己紹介を準備する:人と出会ったときのために。リモートワーカーは「リモートで働いています」とよく言います。
滞在中も学び続ける
日本にいる間こそ、学ぶのに最適な時期です。レッスンで習ったことを、その日のうちに使えるからです。オンラインレッスンはリモートワークの合間に組み込みやすく、日本時間の早朝や昼休みにレッスンを受けて、夕食の時に実践できます。日本で数か月、週1回のレッスンを受けるほうが、母国で何年も勉強するより上達したと感じるリモートワーカーは多くいます。大家さんからのお知らせやクリニックの書類など、実際の資料をレッスンに持ってきて、講師と一緒に読み解くこともできます。もっと長く滞在したい方は、日本で暮らすにはどのくらい日本語が必要?や日本企業でリモートで働くもご覧ください。