取扱説明書を日本語に翻訳するには:日本のユーザーが期待することと準備
取扱説明書を日本語に翻訳するには、確定版の原稿から始め、用語集と製品画面で使っている日本語の表記を翻訳者に渡し、図やスクリーンショットを編集できる状態にしておき、完成したレイアウトをネイティブに確認してもらいましょう。日本のお客様は取扱説明書をよく読み、内容がそろっていて、わかりやすく、丁寧で、安全上の注意が目立つことを期待しています。機械翻訳だとわかる説明書や、製品と合っていない説明書は、製品そのものへの信頼を損ないかねません。この記事では、日本で製品を販売する海外企業に向けて、準備から改訂までの進め方を紹介します。海外製品の日本語化を担当する方にも役立つ内容です。
日本のユーザーが期待すること
- 内容がそろっていること。ユーザーが推測しなくて済む、手順ごとの説明。
- わかりやすい構成。番号付きの手順、見出し、目次、索引やよくある質問。
- 十分な図や画像。名称入りの図、スクリーンショット、イラスト。
- 目立つ安全情報。はっきり区別された警告と注意。
- 統一された丁寧なトーン。一般向けの取扱説明書の多くは、全体を「です・ます」調で書きます。
- 日本向けのサポート情報。問い合わせ方法、日本時間での受付時間、保証の内容。
翻訳を依頼する前に
| 準備するもの | 大切な理由 |
|---|---|
| 確定版の原稿 | 翻訳開始後の変更は時間がかかり、食い違いの原因になる |
| 製品画面の日本語表記 | 説明書のボタン名やメニュー名は、画面の表示と完全に一致させる必要がある |
| 用語集 | 部品名や重要な用語を、すべての章と今後の改訂で統一できる |
| 編集できるファイル | PDFから作業するより、元ファイルや編集できる画像があるほうがレイアウトが早く安くなる |
| 想定するユーザー | 技術者向けと、初めて使う一般の方向けでは書き方が変わる |
製品の画面がまだ日本語化されていない場合は、先に、または同時に進めましょう。製品を日本向けにローカライズするをご覧ください。
翻訳しやすい原稿を書く
短く簡潔な文のほうが、正確に翻訳できます。ひとつのものにはひとつの用語を使い、慣用句やユーモアは避け、各手順にはひとつの操作だけを書きましょう。できるだけ画像の中に文字を入れず、レイアウトにも余裕を持たせます。日本語は英語より文字数が少なくなることが多い一方、読みやすくするには大きめのフォントが必要です。
表記、単位、規則
- 日付と数字:日本語の日付は年、月、日の順に書きます。
- 単位:メートル法を使い、日本の電圧やプラグの情報も確認します。
- 規制:製品によっては、日本で特定の安全表示、マーク、文言が必要です。翻訳者は法令への適合を確認できないため、製品分野の規則は専門家に確認しましょう。
確認と改訂
できれば製品をよく知るネイティブに、日本語の説明書を見ながら実際に製品を使ってもらいましょう。画面と合わない手順、わかりにくい警告、不自然な用語が見つかります。今後の改訂では、翻訳メモリを使えば新しい部分や変更された部分だけを翻訳すればよいため、早く、一貫した改訂ができます。そのほかの準備は日英翻訳を依頼する前のチェックリスト、ネイティブチェックの内容は日本語の校正で紹介しています。
Hanabuddiesができること
Hanabuddiesは、取扱説明書、クイックスタートガイド、ヘルプセンターの記事、製品の同梱物を英語と日本語の間で翻訳し、製品画面の表記に合わせて用語を統一し、完成した文章をネイティブが確認します。製品の内容、説明書の分量、発売日をお知らせいただければ、お見積もりをお送りします。説明書以外のサポートについては日本のお客様へのカスタマーサポートをご覧ください。