日本企業の内定を理解する:内定、労働条件、確認したいポイント
日本の企業から仕事のオファーを受けることを「内定」といい、その条件は労働条件通知書や雇用契約書に書かれています。承諾する前に、基本給、賞与や手当のしくみ、残業代が給与に含まれているか、試用期間、転勤の可能性、ビザのサポートを確認しましょう。これらの書類はたいてい日本語で、日本語が流暢な人でも見慣れない言葉が並んでいます。この記事では、日本で働くことになった外国籍の方に向けて、内定の書類によく出てくる言葉と、確認しておきたい質問を英語とともに紹介します。外国籍の人材を採用する人事担当の方にも役立つ内容です。
内々定、内定と書類
- 内々定:新卒採用でよく見られる、正式な内定日より前に出される非公式の内定。
- 内定:正式な採用の通知。内定通知書が出されるのが一般的です。
- 労働条件通知書・雇用契約書:仕事の条件を書いた書類。日本の雇用主は、主な労働条件を書面で示すことが求められています。
- 内定承諾書:内定を受けることを伝えるために署名する書類。
新卒の就職活動には独自のスケジュールがあります。留学生のための就職活動ガイドをご覧ください。
内定の書類の主な言葉
| 表現 | 英語 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 基本給 | base salary | 月々の基本の給与。賞与や一部の手当の計算の基になることが多い |
| 賞与 | bonus | 年2回支給が多い。保証されているか、業績によるか |
| 年俸制 | annual salary | 賞与が含まれているか |
| 手当 | allowances | 通勤手当、住宅手当など |
| 固定残業代・みなし残業 | fixed overtime pay | 給与に含まれる残業代が何時間分か |
| 試用期間 | probation | 3〜6か月が多い。その間の条件が違うか |
| 雇用形態 | type of employment | 正社員か契約社員か |
| 勤務地・転勤 | workplace, transfers | 勤務地と、ほかの都市への転勤の可能性 |
| 有給休暇 | paid leave | 法律上、通常は勤務6か月後に10日から |
| 社会保険 | social insurance | 健康保険や年金。給与から差し引かれる |
確認しておきたい質問
承諾の前に、メールなどで丁寧に質問するのはごく普通のことです。たとえば次のような点です。
- 固定残業代が何時間分か、それを超えた分はどう支払われるか。
- 業績連動の場合、ここ数年の賞与がどのように決まったか。
- ビザの取得や更新を会社がサポートしてくれるか、手続きは誰が行うか。
- 日本に引っ越す場合、引っ越し費用や一時的な住まいの補助があるか。
- 入社日と入社後の流れ。日本の会社での最初の1週間もご覧ください。
このようなメールは「労働条件について、いくつか確認させていただきたい点がございます。」のように始めると丁寧です。文面のトーンについては日本語のビジネスメールの書き方をご覧ください。
承諾するとき、辞退するとき
承諾する場合は、決められた期限までに内定承諾書に署名して返送するのが一般的です。辞退する場合は、できれば電話で伝えたあとにメールを送り、短いおわびとお礼を添えて、早めに丁寧に伝えましょう。「大変申し訳ございませんが、内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。」内定の辞退は日本でも珍しくありませんが、連絡が遅れると企業に大きな迷惑がかかります。
Hanabuddiesができること
Hanabuddiesでは、内定通知書や労働条件通知書を参考用に英語に翻訳し、キャリアコーチングのセッションで一緒に内容を確認し、質問や返信を自然なビジネス日本語で書くお手伝いができます。法的な助言ではありませんので、権利に関するご質問は社会保険労務士や弁護士にご相談ください。日本で働くためのキャリアコーチングもご覧ください。