日本語の報告書の書き方:構成、文体、使えるフレーズ
わかりやすい日本語の報告書は、結論を先に書き、短い箇条書きを使い、目的、結果、課題、今後の対応という決まった形に沿っています。社内の報告書の多くは「である」調や体言止めで書かれ、取引先に送る報告書では「です・ます」がよく使われます。仕事で書くことが多いのは、日報、議事録、出張報告書、トラブルの報告書などです。美しい日本語よりも、明確で一貫した言葉づかいが大切です。この記事は、日本語で働く外国人の方や日本語学習者に向けた内容です。
基本の構成
- 件名と基本情報:日付、作成者、提出先。
- 目的:この報告書の目的を1行で。
- 結論・概要:要点を最初に。日本の同僚はこの部分だけ読むこともよくあります。
- 詳細:事実と数字で、何が起きたか。
- 課題:問題点、リスク、うまくいかなかったこと。
- 今後の対応:誰が、何を、いつまでにするか。
多くのチームでは、5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)で内容を確認します。どれかが欠けていると、読み手から質問が来ます。
文体の選び方
| 文体 | 例 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 体言止め | A社との打ち合わせ実施。 | 箇条書き、議事録、日報 |
| 「である」調 | 納期は2週間遅れる見込みである。 | 社内の正式な報告書 |
| 「です・ます」調 | 納期は2週間遅れる見込みです。 | 取引先や上層部への報告、メール |
1つの文書では1つの文体に統一しましょう。文体が混ざるのは、学習者が書く報告書でいちばん多い間違いです。文体の違い全般についてはタメ口と丁寧語をご覧ください。
使えるフレーズ
- 「〜について、以下のとおりご報告いたします。」
- 「結論から申し上げますと、」
- 「〜の見込みです。」
- 「原因は〜と考えられます。」
- 「引き続き対応いたします。」
- 「ご確認のほど、よろしくお願いいたします。」
議事録
日本の議事録には通常、日付、出席者、議題、決定事項、そして担当者と期限つきの宿題(TODO)を記録します。事実に沿って書き、会議のあとすぐに送りましょう。日本語の会議に出る方は、日本の取引先との会議と会議で発言するコツもご覧ください。
日報
短い日報を求めるチームもあります。その日にしたこと、結果、問題点、翌日の予定を書きます。箇条書き3〜5点で十分なことが多く、最近はチャットツールで書くことも増えています。職場のチャットで使う日本語をご覧ください。
よくある間違い
- 要点から始めず、少しずつ結論に近づいていく。
- 箇条書きが期待される場面で長い段落を書く。
- 日付ではなく「早めに」のようなあいまいな表現を使う。
- 同じ製品を2つの言葉で呼ぶなど、用語がそろっていない。
- 社内の報告書で敬語を使いすぎて、読みにくくなる。
Hanabuddiesができること
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