日本の投資家との通話に通訳を入れる方法
日本の投資家から資金を調達するとき、日本企業のCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)と話すとき、日本の提携先からのデューデリジェンスの質問に答えるときには、英日の通訳を入れることで、双方が自分の言葉で正確に話せるようになります。日本の投資家の多くは英語を読めますが、細かい質問は日本語でしたいと考える方も多く、通訳がいれば、数字、リスク、条件をめぐる微妙なニュアンスが失われません。通訳は早めに手配し、資料や条件を事前に送り、通常より長めの時間を確保し、機密情報の扱い方を決めておきましょう。この記事では、日本の投資家と話す海外のスタートアップや企業に向けて、通訳を入れた投資家との通話の進め方を紹介します。海外企業への投資を検討している日本の投資家の方にも役立つ内容です。
通訳が役立つ場面
- ピッチやフォローアップの面談:日本のベンチャーキャピタル、CVC、エンジェル投資家との面談。
- デューデリジェンスの通話:財務、契約、技術、チームについての細かい質問に正確に答える必要がある場面。
- 提携や戦略的投資の話し合い:日本企業の複数の部署が参加することもあります。
- 取締役会や株主への報告:日本語のほうが話しやすい参加者がいる場合。
最初の窓口の方が英語を話せても、その後の面談には日本語しか話さない役員が参加することがあります。通訳を用意しておくことは敬意を示すことになり、話をスムーズに進めることにもつながります。
通訳者に事前に渡すもの
- ピッチ資料と1枚の概要資料:できれば両方の言語で。日本の投資家向けピッチ資料の作り方もご覧ください。
- 主な数字と条件:売上の指標、企業価値、調達額、株式や転換社債などの手段、使っている略語。
- 用語集:製品名や専門用語と、日本語でどう言ってほしいか。
- 議題と参加者:名前、役職、会社名。通訳者が適切な呼び方を使えるようにします。
- 秘密保持契約:必要な場合は、資料を共有する前に結んでおきましょう。
通話の進め方
- 時間に余裕をもつ。逐次通訳では話す時間がおよそ2倍になるので、30分のピッチなら60分の通話として計画しましょう。
- 短く区切って話す。特に数字を言うときは間をとりましょう。日本語は「万」の単位で数えるので、大きな数字は注意が必要です。
- 画面を共有する。話しているスライドを示しながら進めます。
- 通訳者ではなく投資家を見る。相手に直接話しかけるようにしましょう。
- 慎重な質問を想定しておく。日本の投資家は、リスク、長期的な計画、関係をどう支えていくかについてよく質問します。簡単な回答のあとに、書面での補足を求められることもあります。
そのほかのコツは通訳者と上手に仕事をする方法で、会議の文化は日本の取引先との会議の進め方で紹介しています。
通話のあとで
合意したことと、次に提供するものを短くまとめて書面で送りましょう。まとめや主要な資料の日本語版があると、投資家が社内で共有しやすくなります。日本の組織では、承認に複数の人が関わることが多いからです。
Hanabuddiesができること
Hanabuddiesは、オンラインのビデオ会議で行う投資家や提携先との通話に加え、日本国内・海外での対面の面談やロードショー(交通費などの移動費はお客様のご負担)の英日通訳を承っています。通訳は通常、逐次通訳で行います。ピッチ資料、概要資料、フォローアップの書類の翻訳もお引き受けし、内容をそろえます。日時、時間、参加者、テーマをお知らせいただければ、お見積もりをお送りします。日本とのビデオ会議のオンライン通訳もご覧ください。