金融の専門家のための日本語:数字、決算、顧客との会議
日本と関わる金融の専門家が日本語で必要とするのは3つです。財務諸表と市場の用語、大きな数字(日本語は「万」と「億」の単位で数えます)をすばやく扱う力、そして顧客や上の立場の人に使う敬語です。会議が英語で行われる場合でも、日本語の決算発表や報告書、雑談がわかることは大きな強みになります。自分の業務資料を使ったマンツーマンレッスンが、いちばんの近道です。この記事は、日本と関わる仕事をしている海外の金融関係者に向けた解説です。
こんな方に
- 日本企業を担当するアナリストやファンドマネージャー。
- 日本の顧客との案件に携わる銀行員やアドバイザー。
- 海外にある日系子会社や、日本にある外資系企業の経理・財務担当者。
- 日本の投資家と話すIR担当者。日本の投資家向けピッチ資料もご覧ください。
大きな数字という最初の壁
英語は3けたごと、日本語は4けたごとに数字をまとめます。そのため、会議で数字を聞き間違えやすくなります。
| 日本語 | 数字 | 英語 |
|---|---|---|
| 1万 | 10,000 | ten thousand |
| 100万 | 1,000,000 | one million |
| 1億 | 100,000,000 | one hundred million |
| 10億 | 1,000,000,000 | one billion |
| 1兆 | 1,000,000,000,000 | one trillion |
両方向にすばやく変換する練習を、声に出して行いましょう。基本は日本語の数字と助数詞で解説しています。
財務諸表の用語
- 決算/決算短信:業績と、企業が公表する決算の要約。
- 売上高
- 営業利益
- 経常利益:営業利益と税引前利益の間にある、日本独自の指標。
- 当期純利益
- 貸借対照表/損益計算書
- 前年同期比
- 業績予想、上方修正・下方修正
市場と案件の用語
- 株価、時価総額、配当。
- 株主総会
- 買収・合併
- デューデリジェンス:カタカナで使われるのが一般的です。
会議と信頼関係
金融の世界では、数字と同じくらい関係づくりが大切です。改まった挨拶、名刺交換、難しい質問への慎重で遠回しな答えを想定しておきましょう。「検討させていただきます」は、「まだ決められない」や「お断り」を意味することがよくあります。日本のパートナーとの会議と仕事で使う敬語の基本もご覧ください。
現実的な学習計画
- まずは数字、挨拶、自己紹介から。会議の冒頭を日本語で始められるようにします。
- 毎月1社、担当企業の決算短信を講師と一緒に読みます。
- 実際の業務資料から自分用の用語集を作ります。
- 日本語が伸びるまでは、重要な電話会議に通訳を使いましょう。
Hanabuddiesができること
ネイティブ講師が、あなたの仕事で使う報告書、メール、会議に合わせてレッスンを組み立てます。市場の時間を避けた時間帯でも受講できます。重要な会議には対面またはオンラインでの英日通訳、社内用の資料には翻訳もご用意しています。経営者・管理職のための日本語レッスンもご覧ください。