ドイツ語話者のための日本語:やさしい点と気をつけたい点
ドイツ語を話す人は、日本語を学ぶうえで有利な点があります。従属節で動詞を最後に置く語順(weil ich Kaffee trinke)、小さな単語を組み合わせて長い単語を作る仕組み、そして日本語の「が」「を」「に」に似た格変化にすでに慣れています。短い母音と長い母音の違いも聞き分けられます。練習が必要なのは主に発音(濁るs、wとrの音、強勢ではなく高低のアクセント)、丁寧さのレベルの使い分け、そして誰にとっても新しい漢字です。この記事は、ドイツ語を話す日本語学習者に向けたガイドです。
ドイツ語話者にとってやさしい点
- 動詞が最後:ドイツ語では従属節の最後に動詞が来ますが、日本語ではすべての文がそうです。日本語の文の組み立てもどうぞ。
- 助詞は格に近い:「が」は主語、「を」は直接目的語、「に」は間接目的語を表すことが多く、1格・4格・3格に似ています。新しく学ぶのは主題を表す「は」です。日本語の助詞もどうぞ。
- 複合語:Handschuh(手+靴)のように、漢字の熟語も意味のある部分からできています(電車=電気+車)。
- 母音の長さ:StaatとStadtの違いがわかれば、「おばさん」と「おばあさん」の違いもわかります。
- tsの音:ドイツ語のzは日本語の「つ」と同じ音で、英語話者が苦労する音です。
- duとSie:くだけた話し方と丁寧な話し方の考え方になじみがあります。ただし日本語のほうがレベルは多めです。タメ口と丁寧語もどうぞ。
| 日本語 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| アルバイト | arubaito | Arbeitから |
| カルテ | karute | Karteから |
| ゲレンデ | gerende | Geländeから |
| エネルギー | enerugī | Energieから |
| テーマ | tēma | Themaから |
詳しくはカタカナの外来語をご覧ください。
気をつけたい点
| 項目 | 練習すること |
|---|---|
| sの音 | ドイツ語では母音の前のsが濁るため、「すし」が「ずし」に聞こえることがあります。「さしすせそ」は濁らせずに。 |
| wの音 | 「わ」は英語のような軽いwで、ドイツ語のw(vの音)ではありません。 |
| rの音 | のどのrではなく、舌先で軽く歯ぐきをはじく音です。 |
| hとfの音 | 「ひ」はichの音に近くて問題ありませんが、「ふ」はfより柔らかく、歯を唇に当てません。 |
| 強勢 | ドイツ語は1つの音節を強く言いますが、日本語は高低で区別し、各音節を同じ長さで言います。日本語の高低アクセントもどうぞ。 |
| 丁寧さ | Sie以上の、尊敬語・謙譲語や、はっきり言わない表現。仕事で使う敬語の基本もどうぞ。 |
すべての音については日本語の発音ガイドをご覧ください。
漢字
漢字は母語にかかわらず新しく学ぶものですが、ドイツ語の複合語を部分に分けて理解するやり方は、そのまま漢字に使えます。よく使う部品と、それを使った言葉をセットで覚えましょう。早めに始めて毎日少しずつ。漢字の覚え方もどうぞ。
Hanabuddiesのサポート
ネイティブ講師がオンラインのマンツーマンレッスンを行うので、ヨーロッパのどこからでも受講できます(時差があってもレッスンを続けるにはもどうぞ)。s・w・rの発音、自然なリズム、「は」と「が」の違い、丁寧な話し方など、ドイツ語話者が苦労しやすい点を重点的に練習しながら、旅行、JLPT、日本人の同僚との仕事など、目標に合わせてレッスンを進めます。